何語を学ぶにせよ、外国語を学ぶとなったらまず最初にマスターするのが挨拶です。
挨拶はちょっとした会話にもかかわらずその後のコミュニケーションを大きく左右します。
それほど挨拶は重要なのです。
そこでみなさんは英語での挨拶はしっかりできていますか?
“Good morning.”に”Hello, how are you?”などの基本的な挨拶は誰もがすでにご存知だと思いますが、他にも英語の挨拶はたくさんあります。
また、挨拶の後のコミュニケーションの繋げ方も重要です。
この記事では、日常生活で使える様々な英語の挨拶フレーズをご紹介していきます。
普段の暮らしの中で使われる「基本の英語挨拶」を一通りみてみましょう。
また、ビジネスに特化した英語の挨拶については以下の記事で解説しているので合わせて参考にしてください。
基本の英語挨拶と、その後のフレーズ
こちらは、時間に応じた基本の挨拶です。
- Good morning.(おはようございます。)
- Good afternoon.(こんにちは。)
- Good evening.(こんばんは。)
- Good night.(おやすみなさい。)
英語の挨拶の中で最も使われるのが「Hi」です。
親しい間柄の人にも初対面の人にも使え、時間も状況も問わない万能のフレーズです。
知っている相手なら、是非Hiだけでなく、相手の名前を添えることもできます。
- Hi ○○(○○さん、こんにちは)
残念ながら日本ではまずないことですが、外国では知らない人と目が合ったらニコッと微笑みを交し合うことがよくあります。
こちらも軽い微笑み返すだけでも大丈夫ですが、そのようなときにひと言添えるとしたら“Hi.”になります。
馴染みのない習慣だといっても、友好的に投げかけられた笑顔を無視するなんてことはないようにしましょう。
エレベーターに乗り込むときなども、居合わせた人に対して同じように振舞います。
さて、Hiの次に続ける言葉としては“How are you? “が最も間違いなく、最も多く使われます。
初対面の人だとしても、まずはこの挨拶から始めれば間違いないはずです。
初対面であれば、How are you ? の後から自己紹介に入ります。
- “My name is ○○. Nice to meet you.”(私の名前は○○です。よろしくお願いします。)
- “My name is ○○. Nice to meet you too.”(私の名前は○○です。こちらこそ、よろしくお願いします。)
すでに知っている相手で、How are you の他にもバリエーションが欲しいというなら次のようなものを使ってみるのもよいでしょう。
- Good to see you!
- How are you doing?
- How’s everything?
How are you?(元気ですか?)と訊ねたところで、普通ここでは必ずしも相手の体調などをきちんと確認しようとしているわけではありません。
基本的には、I’m fineやI’m okなどで流し、「スモールトーク」へ移るのが一般的です。
- I’m doing well.(元気ですよ)
- Good.(元気ですよ)
- Great.(とてもよい調子ですよ)
- Not bad.(悪くないですよ)
気掛りなことがあるとき、親しい相手なら“Not so bad.”(あまりよくないのです。)など、率直に答えるのもよいでしょう。
“What’s wrong?”(どうしたのですか?)と、話を聞いてもらったり、相談に乗ってもらえるかもしれません。
“How’s your family / wife / kids?”(ご家族/奥さん/子供たちは元気ですか?)などと、家族のことを訊ねられることもよくあります。
- They are doing good. (みな元気ですよ。)
- She’s fine.(彼女は元気にしてますよ。)
訊かれたら、同様に訊き返しましょう。
- How’s yours?(あなたの(ご家族の方は)どうですか?)
しばらく会っていなかった友人と偶然会ったというシチュエーションであれば、久々に会えて嬉しいという気持ちを次のようなフレーズで伝えます。
- It’s been a long time!(久しぶり!)
- How have you been doing?(ずっと、どうしてた?)
次のようなコメントで、再会の喜びを伝えることが出来ます。
- Nice to see you again.
- It’s so good to see you again.
- I’m happy to see you again.
ありがとう!
英語で「ありがとう。」は、きちんと伝える“Thank you.”、またはカジュアルに伝える“Thanks.”ですね。
これに、so muchやa lotということで「どうもありがとう。」と強調した言い方になります。
- Thank you so much.
- Thanks a lot.
単に「ありがとう」だけでなく、何に対しての「ありがとう」なのかまで言葉を添えた方が気持ちがより伝わりますよね。
【Thank you / Thanks+ ~ing】
- Thank you for calling.(電話ありがとう。)
- Thanks for taking me.(誘ってくれてありがとう。)
【Thank you / Thanks+for ○○】
- Thank you for the book. I’m going to read this weekend.(本、ありがとう。週末に読むよ。)
- Thanks for the lunch today. Next time, you’ll be my guest.(今日はランチありがとう。次はこっちがおごるね。)
ありがとうといわれたら「どういたしまして」です。
- You are welcome.
- (It’s) my pleasure.
- It’s nothing.
- Don’t mention.
ごめん?すみません?
店内や道を歩いていてうっかり肩先が触れて「すみません。」ということ、珍しくないですよね。
そんなときは“Sorry!”です。
相手へのダメージに合わせて言い方を変えて対応します。
ちょっとしたことなら軽く“Sorry.”で済みますし、申し訳ありません!!というときなら“I’m SOOOOORY!!!”という感じです。
- Are you alright?! I’m so sorry!!(大丈夫ですか?! ほんとに済みません!!)
- Are you ok? For sure?(大丈夫ですか? 本当に?)
- I’m ok.(大丈夫ですよ。)
- No problem.(問題ありません。)
- I think I’m ok…(大丈夫だと思いますが・・・。)
- Oh, it’s painful…!(痛いです。)
人を掻き分けるときなど、「ちょっとすみません。」というときもありますね。
日本語では「すみません。」ということから“Sorry.”という言葉が出てしまいそうになるかもしれませんが、英語ではSorryではなくExcuse me.を使いましょう。
- Excuse me, can I pass?(すみません、通してもらえますか?)
- “Excuse me, I want to get that.”(すみません、あれを取りたいのですが。)
- “Thanks.”(ありがとう。)
また、“Excuse me.”は人が言ったことが聞き取れず、聞き返すときにも使えるフレーズですね。
- Excuse me?(何ておっしゃいましたか?)
待ち合わせに遅れて現れたときも一言お詫びしなければなりません。
- Sorry! I’m late!(ごめん、遅れた!)
- What time did you arrive?(何時に着いた?)
- Did you arrive on time? Sorry to have kept you waiting!(時間通りに来てた? 待たせてごめん!)
頼まれていたことを忘れてしまったという状況もありえます。
そんな時は以下のフレーズを使いましょう。
- Oh, sorry, I forgot!(ごめん、忘れてた!)
- I’ll send you by mail later / when I’m back.(後で/帰ったらメールで送るね。)
- I’ll make sure I’ll bring next time.(次回、必ず持って来るよ。)
- Can I bring you now?(今、持って来ようか?)
- It’s in my car. Let me bring right now.(車の中にあるから、今持って来るよ。)
返しは以下のようになります。
- I’m ok.(私は、大丈夫ですよ。)
- It’s ok.(大丈夫ですよ。)
- No problem.(問題ありません。)
- Don’t worry / No worries.(心配しないで。)
別れ際に交わす英語フレーズ
下記に挙げるのは、別れ際の定番挨拶です。
- Bye.(バイ)
続けて”I’ll call you.”(電話するね。)”I’ll write you.”または”I’ll mail you.”(メールするね。)などを添えることが多いです。
- See you soon.(また近々会いましょう。)
- See you.(またね。)
次に会うときが分かっているなら、“See you on Monday / next week.”(では、月曜に/また来週)などと入れれば、予定の再確認にもなります。
- “Take care.”(気を付けて/元気で。)
- “You too.”(あなたも。)
- Have a nice day.(よい一日を。)
週末や休暇間際であれば、“Have a nice weekend / holiday / trip.”(よい週末/休暇/旅を)とアレンジしましょう。
休暇旅行に出掛けるという相手には、茶目っ気を出して“Bon voyage!”(ボン・ボヤージュ/よい旅を!)とフランス語でいってみるとかっこいいですよ。
これは英会話の中でもよく使われるフランス語フレーズの一つです。
また、相手の家族への気遣いも見せられると、余裕が感じられます。
- “Say hi to your wife / kids.”(奥さん/お子さんたちによろしく。)
- “Thanks, say hi to yours.”(ありがとう。そちらのご家族にもよろしく。)
まとめ
以上が、基本的な日常の英語挨拶フレーズの紹介になります。
すでに知っていると思ったものでも、ちょっとしたアレンジで様々な状況に対応したり、違った印象を出せたりするものです。
ここで紹介した基本が使えるようになったら、ネイティブの挨拶の仕方を意識していろいろな表現を自分のボキャブラリーに加えていきましょう。
気の利いた挨拶が出来るようになったらもうあなたは英語上級者です!
投稿者プロフィール
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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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