仕事や留学で海外での滞在が長くなると、いずれ現地の美容院へ行くことになります。
日本にいるときでも、美容院へ行くときは思い通りのヘアスタイルに仕上がるだろうかと不安なものですが、海外で英語でとなるとますます心配になるのも不思議はありません。
けれども、海外の美容室を訪ねて現地のサービスを体験するのも貴重な経験になりますし、何より髪型が変われば気分がリフレッシュします。
この記事では、海外で美容室に行ったときに使える、英単語、英会話フレーズ集をご紹介します。
もし言葉に不安があるようだったら、この記事を片手に出かけてみてください。
美容院でのリクエストそのものは案外簡単だったと思えるはずです!
もくじ
まずは予約から
「美容院」は英語で「hair salon」です。「beauty salon / beauty parlour」だと、髪だけでなくネイルや肌の手入れもしてくれます。
美容院は予約をしてから行くのが無駄もなくて安心です。
まずは、予約の英語フレーズから始めましょう。
「予約をする」は「make a booking」または「make an appointment」といいます。
以下のフレーズはどちらも「明日午後3時に予約したい」を伝える文例です。
- Hi, can I make a booking for tomorrow at 3pm?
- Hello, I’d like to make an appointment for tomorrow at 3pm.
希望の美容師さんがいる場合は、空いているか訊ねてみましょう。
「美容師」は「hair stylist」などといいます。
- Is Ms Martha available?(マーサさんにお願い出来ますか?)
- When is Ms Martha available?(マーサさんが空いているのはいつですか?)
予約をせずに美容院へ飛び込んだときは次のように訊いてみましょう。
- I don’t have any reservation but can I get my hair cut?(予約はしていないのですが、髪を切ってもらえますか?)
- How long shall I wait?(どのくらい待つことになりますか?)
待てるようであれば「Yes, please(お願いします)」といって待ちます。
「それではその時間頃に、また来ます」というときは次のようにいいます。
- Okay, I’ll be back at 4.(分かりました。4時にまた来ます。)
とても待てないようなら、別の日の予約を入れて帰りましょう。
- Then, I’ll make a booking for another day.(それでは、他の日に予約を入れて行きます。)
当日の英会話フレーズ
予約当日は、次のフレーズで予約済みの旨を伝えます。
- Hi, I have an appointment at 4. My name is ○○.(4時から予約を入れています。私の名前は○○です。)
希望のメニューを伝える英語
主なメニューを表す英語は次の通りです。希望のメニューを伝えてください。
haircut(ヘアカット)
- I want to have my hair cut.(ヘアカットお願いします。)
trimming(揃える)
- I want to have my hair trimmed.(髪を揃えてください。)
styling(スタイリング)
- I want my hair styled this way.(このようにスタイリングして欲しいのですが。)
- I like to wear extensions.(エクステンションをつけて欲しいです。)
treatment(トリートメント)
- I want to have the hair treatment.(髪のトリートメントをお願いします。)
permanent wave(パーマ)
- I want to have my hair waved / curled / permed.(ウェーブ/カール/パーマをかけてください。)
- I want to have my hair straightened.(ストレートパーマをかけてください)
「straighten=真っ直ぐにする」
hair colour / dye(髪染め)
- I want to have my hair coloured / dyed.(髪を染めたいです。)
カウンセリングに使う会話フレーズ
美容院で希望のヘアスタイルを確実に伝えるには、写真を見てもらうのが一番簡単・確実です。
- I brought a photo to show you the style I want.(希望の髪形を見てもらえるように写真を持って来ました。)
- Please take a look at this photo. This is the style I like to have.(この写真を見ていただけますか? こういうスタイルにして欲しいのですが。)
- What do you think?(どうでしょうか?)
髪質や長さなどにより、希望通りのヘアスタイルにするのが難しい場合もあります。
「お願いする」というよりも、「出来るかどうか」を訊ねるには次のように訊きます。
- Is it possible to make my hair like this?(このような髪型にしてもらうことは出来ますか?)
もし希望のスタイルが見つかっていないなら、美容師さんに相談してみましょう。
- Do you have any suggestions / recommendations?(おすすめの髪型はありますか?)
- Do you have a stylebook?(ヘアカタログはありますか?)
「手入れが簡単」「長持ちする」というのもヘアスタイル選びのポイントです。
- I’d like the style that is easy to care.(手入れが簡単な髪型をお願いします。)
- I’d like the style that lasts longer.(長持ちする髪型をお願いします。)
「髪が薄い」は「thin」、「濃い/重い」は「thick」を使います。
- My hair is too thick / thin.(私の髪は薄い/重たいです。)
- Any nice hairstyle to cover the thin hair?(薄い髪をカバーするのにいいスタイルはありますか?)
- I’d like you to cut to add volume.(ボリュームを出すカットをして欲しいです。)
- I’d like you to reduce the volume.(ボリュームを落として欲しいです。)
髪が傷みやすい人は、パーマやカラーリングの前にそう伝えておきたいですね。
- My hair gets damaged easily.(私の髪は傷みやすいです。)
希望の長さを伝える英語
次のような表現で希望の長さを伝えましょう。
- Could you cut it about ○cm shorter?(○センチ短くしてもらえますか?)
単位が「インチ(inches)」の場合、1インチは約2.54cmです。
- Make it shorter / longer.(もっと短く/長くしてください。)
- That’s too short / too long.(それは短すぎ/長すぎです。)
「耳/あご/肩まで」という注文の仕方も分かりやすいですよね。
- Could you cut it to the shoulder length?(肩の長さまで切ってもらえますか?)
- to the ear-length(耳の長さまで)
- to the chin-length(あごの長さまで)
- to the middle of my back(背中の真ん中まで)
- to the middle of the forehead(おでこの真ん中まで)
- up to here(ここまで)
「脇」は「side」、「後ろ」は「back」、「前髪」は「bangs / fringe」といいます。
- Could you form bangs?(前髪を作ってもらえますか?) 「form=形を作る」
- I’d like to have a fringe.(前髪を作りたいです。)
- Could you cut the bangs up to here?(前髪をここまで切ってください。)
- I’d like the bangs to cover my eyebrows.(前髪は眉が隠れるようにしてください。)
- I’d like the bangs to go over the eyebrows.(前髪は眉の上に来るようにしてください。)
「髪形を整えるだけ」を希望するなら「cut(切る)」ではなく「trim(形を整える)」を使います。
- Just a trim all over, please.(全体を整えるだけで結構です。)
- I’d like to get trimmed around the neck.(首回りをすっきりさせてください。)
重たい髪をすいて軽くして欲しいのであれば、「thin(薄くする)」を使います。
- Could you thin it out around here?(この辺りをすいてもらえますか?)
- I’d like to make my hair thinner all over.(全体的に髪を軽くして欲しいです。)
パーマをかけるときの会話フレーズ
「パーマ」は英語で「permanent (wave)」または「perm」です。
パーマスタイルは慎重に選びたいですね。
どんなスタイルが可能なのか最初に訊いてみましょう。
- What type of perm do you offer?(どんなタイプのパーマがありますか?)
「根元から」「毛先だけ」パーマをかけるというオーダーもあります。
「根元=roots」「毛先=ends」です。
- Can I get my hair permed at hair-ends only?(毛先にだけパーマをかけてもらえますか?)
- I want to have waves from roots to ends.(根元から毛先までしっかりウェーブをかけて欲しいです。)
- I’d like some curls around here.(この辺りにカールをつけて欲しいです。)
髪を染めたいときの会話フレーズ
「髪を染めたいです」は「I’d like my hair coloured」とリクエストします。
- May I have colour samples?(カラー見本はありますか?)
- What colour do you think suits me?(どの色が私に合うと思いますか?)
「shades」は「色」のことです。
「色=colour」とは限りません。
色の「明るい/暗い」は「light/ dark」で伝えます。「bright」というと「派手な色」になります。
- I want to have it lighter / darker.(もっと明るい色/もっと暗い色がいいです。)
「もう少し」と加減を伝えるには「a little bit」や「slightly」を使います。
- I want it a little bit / slightly darker.(もう少し暗めにお願いします。)
終わったときの会話フレーズ
出来上がったら仕上がり具合を確認します。
- Can you show me the back well?(後ろをよく見せてもらえますか?)
- Can you show me the side again?(脇をもう一度見せてもらえますか?)
気に入ったらお礼をいいます。
- Thanks, I like it.(ありがとう。気に入りました。)
- Thanks, it looks nice.(ありがとう。いいですね。)
- Thanks, it’s new me.(ありがとう。すっかり変わりましたね。)
手直しをして欲しいときはそれも伝えましょう。
- Could you cut around here a little more?(この辺りをもう少し切ってもらえますか?)
- Could you make this part a bit more thinner?(この部分をもう少し軽くしてもらえますか?)
まとめ
以上、「海外で美容院に行くときに知っておきたい基本の英会話フレーズ」をご紹介しました。
美容院の予約からリクエストやカウンセリングのフレーズまで一通りご紹介していますので、この記事1本できれいな髪になって美容院を出られるはずです!
この記事を助けにして、まずはこちらの希望をしっかりと伝えてみてください。
投稿者プロフィール
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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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