プライベートでもビジネスでも、欠かせないSNSなどのメッセージツール。
そこで使われる英語の特徴は、メールよりもずっと手軽で簡単な表現が求められているということです。
プライベートのメッセージなら、まるで暗号のような文章さえ見られます。
このようなSNSツール上では、「丁寧に」というつもりで長々と文章を書くのは的外れです。
送るにも受け取るにも、出来るだけ短く簡潔な文章が好まれます。
そのため、メールとはまた違った表現や省略語の使用が求められるのです。
逆にこれらのSNSでネイティブの人がどのような省略語や表現を使っているのかしっかり理解していないと、相手が実際どんなことを伝えたいのかさっぱり分からなくなって、やりとりができなくなってしまいます。
この記事では、SNSでスマートな英語メッセージを作成するコツに加えて、必読「フェイスブック用語・英語版」と、投稿に関するフレーズ、SNS上のテキストメッセージでの省略語をご紹介しますね。
この記事の英語フレーズ、表現を参考にして、是非ネイティンブの人たちのとSNS上のやりとりを楽しみましょう!
もくじ
英文メッセージの書き出し
ここでは、SNS上のメッセージの書き出しについて説明していきます。
いくらSNSで簡潔さが求められるといっても、名前を知っている人に出すメッセージなら、書き出しはHiに加えて相手の名前くらいまでは書きましょう。
- Hi Maggie,(マギーへ)
ビジネスであれば、その後すぐに用件に入ってOKです。
プライベートならば、その後にHow are you? も付け加えることをおすすめします。
相手に対する気遣いです。
メッセージ英語の特徴①
メッセージ文の特徴として目を引く点は、文章を短くするためにしばしば主語「I」が省かれることです。
例えば、I will be lateと書く代わりにwil b lateとしたりします。
主語の「I」が無くなっている上、「will」が「wil」になったり「be」はだたの「b」になってしまってもいますね。
「I」が省略されている例です。
- Am fine.(元気です。[元の文:I am fine.])
- Really enjoyed.(楽しかったです。[元の文:I really enjoyed.])
- Got a doc.(書類を受け取りました。[元の文:I got a document.])
- Will see u later.(後で会いましょう。[元の文:I will see you later.])
「I」と「 am」が省略されている例です。
- Looking to buy a chair.(椅子を買いたいと思っています。)
- Searching for a travel agency.(旅行代理店を探しています。)
下記の例では「You」と「are」が省略されています。
- If interested.(もし、興味があるなら)
- Msg me / Text me if interested.(興味があったらメッセージ送ってください。)
電話回線で送るメッセージは、テキストとも呼ばれます。
メッセージ英語の特徴②
メッセージ文では、他にも下記のような単語の省略が見られます。
また、forを数字の4としたり、toを2としたりするなど、数字が使われたりもします。
さらにもう一つの特徴として、単語のスペルから母音(a、e、i、o、u)を抜いたりします。
- about → abt
- how → hw
- message → msg
- now → nw
また、以下のような省略方法もあります。
- you → u
- are → r
- your / you are → ur
- are you → r u
- and → n
- with → w
- without → w/o
省略語を使った例文は以下のようになります。
- Can u come w him nw?(Can you come with him now? /今、彼と一緒に来られますか?)
- Hw abt that?(How about that? /それはどうですか?)
本記事では、最後の章で他にも省略語をたくさん紹介します。
そちらもご参照ください。
SNSで使われる省略語
「メッセージを送る」をSNS用語で何ていう?
フェイスブックで個別に送るメッセージをprivate message、略してPMと呼びます。
そしてPMを送ることを「PMする」といったりします。
- PM you / me.(メッセージ送りますね/送ってね。)
- Sent u a PM.(メッセージ送りました。)
他にも、メッセージを送ることを「受信トレイ(inbox)に入れる」=「Inboxする」という言い方があります。
現在形Inbox me(私にメッセージを送ってください)、過去形にしてInboxed you(あなたにメッセージを送りました)、See your inbox(受信トレイを確認してください)のように使います。
英語でFacebookを使ってみよう!
友達や家族とのコミュニケーションだけでなく、今や、ビジネスにも欠かせないフェイスブック。
英語では「フェイスブック」という言葉自体が動詞化して、フェイスブックを使うことを「facebooking」と言います。
- I was facebooking all day yesterday.(昨日はずっとフェイスブックをしてました。)
フェイスブック使ってますか?の質問は、次のように訊きます。
それぞれ訊き方によって返答の形が違うことに注意しましょう。
Are you ~ ?はamで答えますし、Do you~? はdoで答えるのです。
- Are you on facebook? Yes, I am / No, I’m not.
- Do you use facebook? Yes, I do / No, I don’t.
「フェイスブック用語」を英語で
フェイスブックには、「友達」や「いいね!」など、フェイスブック用語とも言える独特の表現がたくさんありますよね。
日本語と英語ではかなり違います。
よく使われるものをご紹介しましょう。
友達はそのままFriend/s、友達リクエストは、Friend requestです。
- 友達申請をする:send a friend request.
- 友達になる:add Friend.
- 承認し、友達に加える:Confirm and add to my friend.
- 共通の友達:Mutual friend/s
- Can I add you as my friend?(友達リクエストしていいですか?)
- I’m going to send you a friend request.(友達リクエストしますね。)
- I sent you a friend request.(友達リクエスト送りました。)
友達になるの反対、友達をやめることを「unfriend」といいます。
否定を示す接頭辞のun+friendという作り、面白いですよね。
いいね!は「Like」です。
いいね!を押すことを「Like the post」といい、Likeを取り消すことをこちらもun+likeでunlikeといいます。
- Like my post.(私の投稿にいいね!を押してください。)
- Unlike the post.(投稿のいいね!を取り消す。)
投稿のことを英語でpostといいます。
投稿するという動詞もpostです。
- I saw your post/s.(あなたの投稿を見ましたよ。)
- I posted some photos.(写真を何枚か投稿しました。)
「コメントする」は、そのままcommentです。
- コメントを書く:Write a comment.
- コメントを投稿する:Post a comment.
- 写真/リンクをシェアする。 Share a photo / a link
他にも以下のようなフェイスブック用語があります。
- 状況:Status
- 状況を更新する:I update my status.
- 編集:Edit
- 返信:Reply
- お知らせ:Notification
- ライフイベント:Life Event
- 写真・動画:Photo/Video
- 自己紹介:Intro
- 自分のみ:Only me
- 公開:Public
- 知り合いかもPeople You May Know / You have a new friend suggestion.
フェイスブックのアクション、英語ではこう言う!
フェススブックでの写真の追加や「いいね!」を押したなどの行動、アクションを表す英語のフレーズ・表現は以下の通りになります。
- ○○さんが新しい写真を追加しました。
○○ added a new photo. - ○○さんが写真6件を追加しました。
○○ added a new photo. - ○○さんが近況を投稿しました。
○○ updated her status. - ○○さんと他6人があなたのコメント/写真について「いいね!」と言っています。
○○ and 6 other people likes your comment / your photo. - ○○さんがあなたの投稿/写真にコメントしました。
○○ commented on your post / photo. - ○○さんが自分の投稿へのあなたのコメントに返信しました。
○○ replied to your comment on his/her post. - ○○さんがあなたのコメント/写真にリアクションしました。
○○ reacted to your post / photo. - ○○さんがあなたがシェアしたリンクについて「いいね!」と言っています。
○○ likes a link you shared. - ○○さんがあなたがシェアしたリンクについてコメントしました。
○○ commented a link you shared. - ○○さんがコメントであなたについて書きました。
○○ mentioned you in a comment. - ○○さんが久しぶりにコンテンツを投稿しました。
○○ just posted for the first time in a while. - ○○さんも自分の思い出にコメントしました。
○○ also commented on her memory.
日本語では見慣れた表示も、英語だとこういう表現になるのかと新鮮に聞こえませんか?
日本語表示に比べ、英語だとかなり字数が少なく、表現も簡潔になっていますね。
また、SNSに関わらず普通の文章でも使われるラテン語由来の省略語も存在します。
以下の記事を参考にしてください。
SNSで使われる省略語
SNSの場で使われる省略語やスラングの数は、キリがないほどたくさんあります。
プライベートで使うのはもちろん自由ですが、ビジネスなどの場ではあまりに多用し過ぎると軽薄な印象を与えます。
公私をわきまえて使い分けるのが得策です。
ここではあまり極端に走らず、誰もが分かるような基本的なものをご紹介しますね。
- AKA ○○(As Known As )○○として知られている、別名○○
- ASAP(As Soon As Possible)出来るだけ早く
- B-day(Birthday)バースデー
- BTW(By The Way)ところで
- FB(Facebook)フェイスブック
- FYI(For Your Information)お知らせまで
- OMG(Oh My God)何てこった!
- PW(Pass Word)パスワード
- TBD(To Be Determined / Decided)未定、後ほど決定します。
- TGIF(Thank God It’s Friday)やったー!今日は金曜!
- lol(laugh out loud)(笑)
- pic/s、pix(picture/s)写真
- pls(please)~ください。
- ppl(people)人々、人達
- thx(Thanks)ありがとう
- txt(text)テキストメッセージ
文末にOやXを見かけたら、次のような意味です。
XXXやXOXOなど、続けて打って強調したりします。
- O(hug)ハグ
- X(kiss)キス
これも、なるほどと思いませんか?
- 24/7(週7日24時間)いつでも常に
まとめ
以上が、SNSで使う英語のフレーズや省略語の世界です。
いかがでしたか?
最初は暗号のように思えるかもしれませんが、英語環境では誰もが使いこなしています。
メッセージはササッと読み、ササッと返信することが多いので、慣れてしまうとかなり重宝します!
是非、ここにある英語のフレーズや表現を参考にしながらSNSを英語で試してみてください。
投稿者プロフィール
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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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