「久しぶり!」と言いたい状況は誰しも必ずあるものです。
人に久しぶりに会ったという時もあれば、久しぶりに何かをするという状況もあります。
今回はそれぞれのシチュエーション別に、英語で「久しぶり!」の気持ちを表現するフレーズをご紹介します。
また、久しぶり!の挨拶だけでなく、「その後に続けて言うフレーズ」もご紹介していますので、再会を喜んだ後に積もる話を語り合うキッカケにしてください。
もくじ
英語で「久しぶり」の再会の挨拶
「久しぶり」を表す表現は、どれも完了形を使うことで時間的な長さを表現します。
ですから、「It’s been」の「It’s」は「It IS」を短縮したものではなく、完了形「It HAS」の短縮形であることに注意してください。
それでは、「久しぶり」の挨拶として使える英語フレーズを3つ紹介します。
It’s been a long time / It’s been a while
文字通りストレートな「久しぶり」のフレーズです。
「長い間」を意味する「a long time」や「a while」を、「ages(何年も、長い間)」に言い換えて「It’s been ages」とする言い方もあります。
下の例は、会えなかった年月の長さを「far too long(長過ぎる)」を使って強調した言い方です。
- It’s been far too long!
Look who it is!
直訳すると「誰かと思ったら!」という意味になります。
ずっとご無沙汰だった友人に偶然バッタリ出会ったというシチュエーションに使えます。
感動的な再会の場面で使ってみましょう。
- Look who it is! Do you remember me?(誰かと思ったら! 私のこと、覚えていますか?)
- Why not?(もちろんですよ。)
- Wait a second. You must be Mr Brown, my former neighbour.(ちょっと待ってくださいね。あなたは確か、以前の隣人のブラウンさんですよね。)
- Oh, sorry, may I ask your name?(すみません、お名前をお聞かせ願えますか?)
Long time no see
カジュアルでシンプルで使いやすい「久しぶり」の英語表現です。
「no see」を省いて「Long time!」だけでも通じます。
- Long time no see! How have you been?(久しぶり!元気だった?)
- Long time no see. I’ve been thinking of you.(久しぶり。ずっとあなたのこと考えていました。)
- Long time no see. I always wanted to call you.(久しぶり。いつも電話しようと思ってはいたのです。)
「久しぶり」に続ける英語フレーズ
久しぶりと挨拶しただけでは会話は終わりません。
しかし、次になんていおうかと特に英語のコミュニケーションの場合は迷うでしょう。
そこで「久しぶり」と挨拶したあとの次に繋げる3種類の英語フレーズをご紹介します。
何年ぶり?
How have you been? / How have you been doing?
「ずっとどうしてましたか?」
普段なら「How are you?」「How are you doing?」と訊ねあうところです。
けれど、久しぶりにあった知り合いとは、会えなかった間の様子を確認し合いたいものです。
このフレーズを使うと、「ずっと元気だったか?変わりはないか?」を訊くことが出来ます。
- I’ve been doing fine.(元気にしていました。)
- I have been so busy so I haven’t been doing so well.(ずっと忙しくて、なかなか大変でした。)
When was the last time we saw each other?
「前回会ったのはいつでしたかね?」
- It was 2000.(2000年でしたよ。)
- It was when your daughter was only started walking.(娘さんがまだ歩き始めたばかりの頃でしたよ。)
- The last time we met was when you visited me in Japan.(前回会ったのは、あなたが日本に来たときに会って以来ですよ。)
How many years has it been?
「もう何年になりますかね?」
- Since 2005.(2005年以来です。)
- It’s been 3 years since we met last time.(3年ぶりですよ。)
前回会ってから3年が経ちますという表現です。 - It’ s been 7 to 8 years.(もう7~8年になりますね。)
- I can’t even remember when we met last time.(思い出せないほどですよ。)
- We met again for the first time after I returned to Japan in 2000.(私達が再会したのは、2000年に私が日本へ帰国して以来でした。)
再会を喜ぶ
I can’t believe it’s been ○ years!
「もう○年にもなるなんて、信じられないよ!」
時が経つのは早すぎて、○年経ったといわれてもにわかには信じ難く思えるものです。
「Time flies(光陰矢のごとし)」ということわざもあります。
I really missed you
「I miss you」は、英語ではよく使う表現です。
「再会出来て嬉しい」や「懐かしい」などといった気持ちを表すフレーズです。
これから誰かとしばらく会えなくなるというときは、「I’m going to miss you(これから寂しくなります)」といいます。
会えない間は「I miss you(会いたいよ、会いたいね)」と伝え合います。
Good to see you again
これもまた、再会の嬉しさを素直に表したフレーズです。
「Good」の部分を「Great」や「Happy」「Wonderful」など、喜びを表す単語に入れ替えてアレンジ出来ます。
変わらぬ様子を喜ぶ
You look great
「元気そうですね」です。
長い時間が経っても相手の様子が変わっていないのを見ると嬉しいものです。
- You haven’t been changed.(変わっていないですね。)
- You still look the same.(以前のままですね。)
近況を訊ねる
What are you doing these days?
「最近どうしてますか?」
長い間には、お互いいろいろな変化や進展があったはずです。
現在の様子を訊ね合うフレーズです。
仕事のことや家族のことなどに話が広がることでしょう。
- Are you still doing ○○?(今も○○していますか?)
- Are you still at ○○?(今も○○で働いていますか?)
相手の家族を知っているなら、家族の近況も訊ねてみましょう。
- How’s ○○?(○○はどうしてますか?)
- How old is ○○ now?(○○は今、何歳になりましたか?)
Have you kept in touch with ○○?
「○○とは連絡を取っていますか?」
共通の友人の話を聞くチャンスでもあります。
気になっている友人の近況を知っているか訊ねてみましょう。
新しいつながりが発見出来るかもしれません。
- I’ve heard ○○ is now living in △△. You used to live there before, didn’t you? (○○は今△△に住んでいると聞きましたよ。あなたは以前そこに住んでいたのではありませんでしたっけ?)
- It was the last summer when I met ○○ last time?(前回○○に会ったのは、去年の夏でした。)
- Did you hear anything about ○○?(○○について何か聞いてませんか?)
英語で表す「久しぶり」の行為
ここでは再会の久しぶりではなく、何かをするのが久しぶりという英語表現をご紹介します。
「~するのは、○以来初めて」というときは「first time(初めて)」を使って、「It’s been first time since ○」などを使って表します。
- It’s been first time since last year.(去年以来です。)
- It’s the first time to take alcohol since I quit 10 years ago.(10年前にアルコールを断って以来、初めての飲酒です。)
「~してから○年/○ヶ月経った」というように、経過した年月を表すときは、「It’s been ○ years / ○ months since ~」とします。
- It’s been 2 years since I came here last time.(前回ここに来てから2年経ちます。)
- It’s been 6 months since I corresponded with him last time.(彼と最後にやり取りしてから6ヶ月経ちます。)
○年や○ヶ月など、特定の数字を使わず、「ずいぶん」「だいぶ」などといった表現をするには次のような単語を使います。
どちらも「何年も」の意味です。
- many years
- ages
どちらも「長い間」を表す表現です。
- a while
- a long time
「ずいぶんと長い間」とさらに強調した表現です。
- quite a while
- such a long time
- It’s been a while since I came here last time.(前回ここに来てからだいぶ経ちます。)
- It’s been a long time since we spoke in person.(顔を合わせてしゃべるのは久しぶりですね。)
「in person」で、「実際に顔を合わせて」という意味になります。
メールやSNSでしょっちゅうやり取りはしていても、実際に会うのは久しぶりということはありますよね。
「しばらく○○していない」という言い方はこちらです。
- I haven’t played tennis for a long time.(しばらくテニスをしていません。)
- I haven’t spent new year with my parents for many years.(もう何年も両親とお正月を過ごしていません。)
「以前はよく○○したものです」というときは、「I used to ○○」を使います。
- I used to play soccer here every weekend.(以前はここで毎週末にサッカーをしたものです。)
- I used to love their cheese burgers.(あそこのチーズバーガーが大好きだったものです。)
- We used to drink overnight there.(あそこでよく一緒に、一晩中飲み明かしたものですよね。)
- Do you remember?(覚えていますか?)
まとめ
以上がシチュエーション別に英語で表す「久しぶり」のフレーズでした。
久しぶりに出会った人には、再会の喜びを込めて「ずっとどうしてましたか?」と声を掛けたいものです。
その場合、単に「How are you?」だけではご無沙汰していた間の様子を気に掛けるニュアンスは通じませんので、やはりここで紹介したようなフレーズが必要になってきます。
この記事で一通りのことはマスター出来るはずです!
投稿者プロフィール
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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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