海外生活を始めることになったら、いかに早くその地で人とつながれるかが暮らしの良し悪しを左右します。
人とのつながりがなければ、その土地の情報も入ってきませんよね。
また、海外で友達など人との繋がりを作ることで安心感も得られます。
しかし、英語の勉強がかなりできるというわけでもないのに海外生活でうまくやっていける英語力はどうしたらつくのだろうと思っている人が多いでしょう。
そんな人たちに、本記事では、外国で人の輪を広げたいときに役立つポイントやフレーズをご紹介します。
ここに書いてあるポイントやフレーズをしっかり抑えれば、しっかりと海外の人と繋がることができる能力がつきます。
せっかくのチャンスですから、ぜひここにあるポイントとフレーズをしっかり抑えて、いろいろな国の人とつながってみましょう!
外国式ネットワーキングの始め方
人とつながることをNetworkingといいます。
現地には、ビジネス系やプライベート系などNetworkingの場を提供するイベントやグループがあると思いますので、希望するターゲットの場に顔を出してみるのも一案です。
現地のフリーマガジンやFacebookグループなどを手がかりに見つけることが出来ます。
せっかく何年も外国に住んだのに、付き合った人は日本人と会社の同僚ばかりなんて寂しいですよね?!
SNSが生活のあらゆる情報を提供してくれる現代、海外への赴任が決まったら赴任先エリアのFacebookグループをチェックしてみるとよいでしょう。
赴任前・赴任中に役立つ現地情報が飛び交っているはずです。
そこで得られる情報は、どんなガイドブックにも載っていない生の情報。
知っていると知らないでは、きっとQuality of Living(生活の質)に差が出ます!
挨拶と名前の交換
人に出会ったら、とにかく笑顔でHi, how are you?です。
My name is ○○またはI’m ○○と名乗りながら、自信を持って握手の手を差し出してください。
同性同士ならば握手を躊躇する必要はありませんが、相手が女性の場合は、手を伸ばすかどうかは女性の判断にお任せしましょう。
- Nice to meet you.(はじめまして。)
- Pleasure to meet you.(はじめまして。)
こちらの名前を言えば、先方も名乗ってくれると思いますが、訊ねるときはこうです。
- What’s your name?(名前は何ですか?)
- Can I ask your name?(お名前を聞いてもいいですか?)
外国人の名前、聞きなれないものは結構難しいです。
聞き取れないときの聞き返しフレーズ「何ておっしゃいました?」を3つ挙げておきますので、適宜変えながら使ってみてください。
- Pardon?
- Sorry?
- Come again?
いっそ、スペルを聞いてしまった方が頭にも入りやすくなります。
- How do you spell?(どうスペルするのですか?)
会話の糸口の探り方
その後は、当たり障りのない会話が始まります。
典型的なトピックは次のようなものです。
- Where are you from?
(出身はどちらの国ですか?) - I’m from Japan. Have you been there?
(日本からです。日本にいらしたことはありますか?) - Oh, you are from ○○? I’ve been there years ago. It’s a beautiful country.
(○○のご出身ですか? 何年か前に行ったことありますよ。美しい国ですよね。)
やはり、出身地の話題はいつでも会話の糸口として一番有効なのです。
そして、この地では何をしているのかというのも、お互いの背景を知るのに欠かせない質問です。
- What brought you here?(こちらに来た目的は何ですか?)
「何があなたをここに連れてきたのか?」という表現です。
Why did you come here? や 、Why are you here?(なぜあなたはここに来たのですか?)と聞きたくなりそうですが、それだと場合によっては少し直接過ぎるように聞こえます。
「何か問題でも?」と聞き返したくなってしまうかもしれません。
- I’m working for ○○company.(○○会社で働いています。)
- I’m here for the project on ○○.(○○に関するプロジェクトで滞在しています。)
お互い赴任者同士だったりすると、滞在予定はどのくらいなのかということもよく話題になります。
- How long are you here?
(こちらにはどのくらいいるのですか?) - I’m here for 1 year and a half by now.
(ここに来て1年半になります。) - I just arrived last month.
(先月着任したばかりです。)
上の質問は、到着してからどのくらい経ちますかという内容ですが、次の質問は、これから先どのくらい滞在するのかという問いです。
- How long are you going to be here?
(こちらには、どのくらい滞在の予定ですか?) - I’ll be here for 3 years.
(ここには3年いる予定です。) - I’m already here for a half year and will be here another 2 years.
(すでに半年滞在していまして、あと2年いる予定です。) - Do you have a family?(ご家族はいらっしゃいますか?)
- I’m here with my wife and child/ren.(妻と子供も同伴しています。)
- I’m single.(独身です。)
住んでいるところを聞いてみたら、その地域の情報を教えてもらえるかもしれないし、もしかしたらご近所同士、引いては共通の知り合いがいた・・・なんてことが判明するかも?
- Where do you live?(お住まいはどちらですか?)
- I live in ○○.(○○に住んでいます。)
- Really? I live there too.(そうなんですか? 私もそこに住んでいます。)
- I live near ○○.(○○の近くに住んでいます。)
- Do you know ○○?(○○を知っていますか?)
- Have you heard of ○○?(○○って聞いたことありますか?)
- Have you been to ○○?(○○へ行ったことありますか?)
新しい国での新しい生活、気になることや気付いたことがあったらどんどん聞いてみましょう。
- I’d like to know about ○○.(○○について知りたいのですが。)
- Do you know where I can ○○?(○○出来るところを知りませんか?)
- Can you advise me any nice restaurant?(どこかよいレストラン知りませんか?)
- Do you have any recommendation?(おすすめはありますか?)
- Any advice?(何かアドバイスは?)
いよいよ話が合いそうだとなったら、次の約束を取り付けると楽しくなりそうです。
- Would you like to ○○?(○○したいですか?)
- Why don’t we go ○○ together?(一緒に○○へ行きませんか?)
- I’d love to!(いいですね!)
- Sounds good!(面白そうですね!)
- Are you available next weekend?(次の週末、空いてますか?)
- Where shall we meet?(どこで会いましょうか?)
- What time will be good for you?(何時がいいですか?)
- What about ○○?(○○はどうでしょう?)
- Let me check and will let you know.(確認してお知らせします。)
連絡先交換のコツ
今後のやり取りのために連絡先(Contact)を交換することになるでしょう。
電話番号が分かればテキスト(メッセージ)やチャットツールで連絡を取り合えるようになりますね。
- Can we exchange the contact?(連絡先を交換しませんか?)
- Can I have your phone number?(電話番号を教えてもらえますか?)
- Sure.(もちろんいいですよ。)
- How do you spell your name?(あなたの名前はどうスペルしますか?)
- Is this correct?(これで合っていますか?)
いっそのこと、入力をお願いしてしまいましょうか?
- Can you type your name here for me?(ここへ入力してもらえますか?)
- Can I find you on WhatsApp?(WhatsApp使ってますか?)
日本ではLINEが優勢ですが、国や地域ごとに幅を利かせているチャットアプリがあります。
その地で使われているアプリをインストールすると、人とのコミュニケーションが簡単になります。
WhatsAppは、ヨーロッパやアフリカで圧倒的シェアのアプリです。
アメリカではフェイスブックのMessengerが主流です。
去り際の挨拶フレーズ
楽しかった会話は爽やかにまとめましょう。
別れ際は、「会えて・話せて良かったです」というのがお決まりのフレーズです。
- It was nice meeting you!(今日は会えて良かったです!)
- It was nice meeting you too!(こちらも!)
- It was nice talking to you!(話せて良かったです!)
- It was nice talking you too!(こちらも!)
先に声を掛けられたら、同じフレーズを繰り返して最後にtooとつけます。
話が弾んだなら、上のフレーズだけでは何だかそっけないですね。笑顔でもう1フレーズくらい追加しましょう。
- Thanks, have a nice day / evening / weekend / holiday!
(今日はありがとう。よい一日/夜/週末/休日を!) - I’m looking forward to meeting you again!
(次に会うのを楽しみにしています!) - I’m looking forward to our next get together!
(今度の約束を楽しみにしています!) - Let’s keep in touch!
(これからも連絡を取り合いましょう!) - I’ll call you!
(電話しますね!) - See you again!
(また会いましょう!)
まとめ
以上が、海外に急に赴任したときに向こうの人との繋がりを増やすための英会話フレーズとコツです。
海外での新生活が落ち着いたら、スポーツや趣味を始めるなどすると人と知り合う機会が増えます。
現地のイベントをチェックして出掛けてみるのもよいでしょう。
いかに会社の輪から離れて人脈を広げられるかが豊かな海外生活のカギになります。
次の赴任先で再会する人もいるかもしれませんよ!
ぜひ、ここに書いてあることを生かして、海外で人との繋がりができるようにしましょう!
投稿者プロフィール
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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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