海外に出るまでもなく、外に出れば外国人に道を聞かれる機会がいつ訪れるか分かりません。
私たちが外国に行って、人に道を英語で聞かなければならないことも十分あり得ます。
外国で道を聞かれたときはちゃんと教えてあげたいですよね。
また、逆の立場になって自分が道を聞かなければならなくなったときは、聞きたいことを正しくスムーズに伝えなければなりません。
そこで、本記事では外国で道を聞かれた、または自分たちが道を聞きたいときの道案内に便利な英語のフレーズをたくさん紹介します。
ここで紹介する道を聞くにしても、教えるにしても役立つ英語のフレーズを組み合わせていけば上手く場所を伝えることが出来ます。
もくじ
人に道を聞く時・教えるとき
人に道を聞く時は、まずExcuse me!(すみません!) と声を掛けましょう。
道の聞き方・答え方
- I’m lost.(迷ってしまいました。)
- I’d like to go to ○○.(○○へ行きたいのですが。)
- I’d like to go to the place called ○○.(○○という場所に行きたいのですが。)
- Do you know ○○?(○○を知っていますか?)
- Have you heard of ○○?(○○って聞いたことありませんか?)
- Could you tell me how to go to ○○?(どうやって○○へ行くか教えていただけますか?)
- I know the place.(そこなら知ってますよ。)
- It’s near here.(この近くですよ。)
- Not far from here.(ここから遠くないですよ。)
- Shall I go with you?(一緒に行きましょうか?)
- I can go with you.(一緒に行きましょう。)
- It used to be there but it was moved / closed.(以前はそこにありましたが、移転/閉店しました。)
- I have heard of the place but I don’t know where.
(聞いたことはありますが、どこにあるかは分かりません。) - It must be near here but I don’t know exactly.
(この近くだと思いますが、詳しくは分かりません。) - I’m afraid I have never heard of it.(あいにく、そういうのは聞いたことはありません。)
- Is that walking distance?(歩ける距離ですかね?)
- Yes, I think you can walk.(はい、歩けると思いますよ。)
- No, it’s quite far. You can’t walk.(いいえ、かなり遠いですよ。とても歩けませんよ。)
- Maybe you can somehow walk, if you want to.
(歩こうと思えば、何とか歩けない距離でもないですね。) - How can I go there?(どうやって行ったらよいでしょうね?)
- There is a bus but you would better take a taxi.
(バスはありますが、タクシーで行った方がいいですよ。) - Should I take a taxi?(タクシーを使った方がよいでしょうか?)
- There is a bus.(バスがありますよ。)
- You can go by subway.(地下鉄で行けますよ。)
- Where is the nearest station / bus stop?(最寄の駅/バス停はどこですか?)
もし、地図を持っていたら利用しましょう。
- Do you have a map?(地図はお持ちですか?)
- Let me check with my mobile phone.(携帯電話で調べてみますね。)
- Could you show me the current location?(現在地を示してもらえますか?)
- Where are we now?(私たちは、今どこにいるのですか?)
- We are here.(私たちがいるのは、ここです。)
- This is where I’d like to go.(私が行きたいのはここです。)
- This is where I came from.(私はこちらから来ました。)
- This is where you came from.(あなたが来たのは、こちらからです。)
- This is where you are going.(あなたが向かって行くのはこちらです。)
説明するとき、目的地までの時間が分かると目安になります。
- How long will it take to get there?(そこまで行くには、どのくらいの時間がかかりますか?)
- It will take ○minutes by walk.(歩いて○分くらいです。)
- It’s only a minute from the nearest station.(最寄駅からすぐですよ。)
もちろん、助けてもらった時はお礼を忘れずに。
- Thank you for your help.(ありがとうございます。助かりました。)
- You really helped me a lot.(本当に助かりました。)
- Thank you for your time.(お時間ありがとうございました。)
困っていそうな人に声を掛けるには
困っていそうな人を見掛けたら、とにかく声を掛けてみましょう。
英語が分からないからといって、困った人を見て見ないふりをして後ろめたい思いをすることはありません。
相手が何を知りたがっているのか、落ち着いてよく聞くことが第一歩です。
慌てず、知っている単語が含まれていないか、注意深く聞いてみましょう。
案外簡単にお手伝いできることかもしれませんよ!
手に負えないようだったら、分かる人につないであげるだけでも喜んでもらえると思います。
困ったときは、現地の人に声を掛けてもらえるだけでもホッとするものです。
- Are you alright?(大丈夫ですか?)
- Any problem?(どうしましたか? 何かありましたか?)
- May I help you?(何かお手伝いしましょうか?)
- Is there anything I can do for you?(何か手伝えることありますか?)
道順の説明方法
いざ道を説明するときの英語のフレーズです。
どれも単語数個の簡単なフレーズですので、覚えておくと聞くときも教えるときも便利です。
- まっすぐ行ってください。 Go straight.
- そのまま進んでください。 Keep going.
- ○メートルくらい進んでください。 Go about ○m.
- 右に/左に曲がってください。 Turn right / left.
- ○○を通り過ぎてください。 Pass ○○
- つきあたりまで行ってください。 Go until the end (of the road).
- 道を渡ってください。 Cross the road.
- 最初の/2番目/3番目の道を右へ/左へ曲がってください Take the 1st / 2nd / 3rd turn right / left
位置関係
- ○○が見えたら When you see ○○
- まもなく○○が見えて来ます。 You will see ○○ soon.
- 脇道があります。There is a turnoff.
- 道なりに Keep following the road.
- 道沿いに Along the road.
- 角で/角に At the corner
- 向かって右側に/左側に On your right / left
- つきあたりで At the end of the road.
- ○○の前に In front of ○○
- ○○の向かいに Opposite ○○
- ○○の後ろに Behind ○○
- ○○の近くに Near ○○ / Nearby ○○
- ○○の隣に Next to ○○
目印の名前
目印(landmark)になりそうなものをいくつか挙げます。
- T字路 T junction
- 看板 Signboard
- 標識 Signpost
- 交差点 Intersection
- 一方通行 One way
- 3車線の道 Three-lane road
- 駐車場 Parking lot / Parking area / Car park
- 工事現場 Construction site
- 自動販売機 Vending machine
- 信号機 Traffic light
- 踏み切り Railroad crossing / Railway crossing
踏切はイギリス式ではLevel crossing、アメリカ式ではGrade crossingなどとも呼ばれます。
都内には坂が多いですよね。
- 坂道 Hill
- 急な坂 Steep hill
- 坂を下る/上る Go down / Go up the hill
- 坂の途中に in the middle of the hill
コンビニは「コンビニエンス・ストア」としっかり言って下さい。アパートとマンションも英語と日本語ではまったく違うので注意が必要です。マンションというと、「大邸宅」の意味になります。ディズニーランドのホーンテッドマンションを思い出してください。
- コンビニ Convenience store
- アパート/マンション Flat / Apartment
- 高いビル Tall building
- ショッピングモール Shopping mall
分からないときは、どうする?
聞かれても、あいにく分からないときもあります。
- I’m sorry I’m stranger here myself.(すみません、この辺りは自分も不案内なのです。)
- I’m sorry I couldn’t be a help.(助けになれず、すみません。)
分からなくても出来ること
道を案内出来なくても、代わりに出来ることもありますよね。
- Can I find someone who can help you?(分かる人を探してきましょうか?)
- Let me ask there.(あそこで聞いてあげます。)
- If you have the phone number, I can call and ask for you.
(電話番号をお持ちなら、代わりに電話して聞いてあげますよ。) - Let me find someone who understands English.(英語が分かる人を探してきます。)
KOBAN(交番)もローマ字でそのまま通じる日本語の一つになっています。
待ち針が屋根に突き刺さっているデザインで親しまれている数寄屋橋交番の建物には正面にローマ字で「KOBAN」と書いてありましたね。
困ったときは、交番(Police box)に駆け込んでみるのもよいかも知れません。
- Let’s go to KOBAN. Maybe you can get a help.(一緒に交番に行ってみましょう。助けてもらえるかもしれません。)
- Tourist Information Centre(観光案内所)
まとめ
以上が、道を英語で聞かれても、英語で聞かなければならないときにも便利な英語の道案内フレーズです。
ご覧のように、道案内はいくつかの基本フレーズの組み合わせで対応出来てしまうので、英語を学ぼうとする人には会話に慣れる絶好のチャンスです!
困っている人を見掛けたら、勇気を出して声を掛けてみましょう。
たとえ最初は英語に自信がなかったとしても、「案外何とかなるものだなー」と拍子抜けするかもしれませんよ!
投稿者プロフィール

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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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