飛行機はじめ乗り物の予約は、今やオンラインで手早く行うのが主流となっています。
けれども、航空会社や旅行会社のカウンターで予約の相談をしたり、レストランや劇場の予約をするなど、「予約」に関する英会話が必要な場面はまだまだたくさんあります。
スケジュールを快適にこなすためには、入れた予約がきちんと確保されていることが前提です。
そのためには、予約手続きが確実に行えるようでなければなりません。
しかし、英語でしっかりと予約できる人は少なくどんなフレーズを使えばいいのか悩んでいる人は非常に多いです。
そこでこの記事では、英語による「予約やり取りの基本パターン」と、そこに加えていくつかの予約先別の「英語予約フレーズ」をご紹介します。
この記事に目を通しておけば、様々なシチュエーションに対応出来るようになります!
もくじ
英語で予約・基本フレーズ
英語で「予約」は、BookingまたはReservationです。
「予約する」というときは、make a booking / make a reservationのフレーズを使うか、動詞book / reserveを使います。
予約をするときの基本フレーズ「○○の予約をしたいのですが」は、次のようにいいます。
レストラン、劇場、乗り物・・・どのシーンでも使えます。
- I’d like to make a booking / reservation for ○○.
- I’d like to book ○○.
英語では、レストランの予約をするときは「テーブルを予約する」(book / reserve a table)という言い方をします。
日本語とは、少し違っていますね。
ホテルであれば「部屋を予約する」(book / reserve a room)、乗り物や劇場ならseat(座席)を予約するといいます。
- I’d like to book a table / room / seat / flight.(レストラン、部屋、座席、フライトの予約をお願いします。)
自分で予約するのではなく、代わりに他の人に予約してもらえるよう頼む場合なら、次のようにいいます。
- Could you make a booking / reservation for ○○ for me?(私の代わりに○○の予約を入れてくれますか?)
代表者の名前を伝えるときは、under the name ○○(○○の名前で)といいます。
- Book a table under the name Mathew.(マシューの名前でレストランを予約する。)
最初にご紹介した「予約したいのですが」の基本フレーズに続けて、何をどう予約したいのか詳細を伝えます。
予約の際に伝えるべき事柄は次のようなものです。
- 名前と連絡先(name and contacts)
- 予約希望日と時間(time and date of reservation)
- 人数(number of person)
日時や人数の知らせ方は次の通りです。
- ○日 (for+ 日付)for Saturday 15th July (7月15日土曜日に)
- ○時(at+時間)at 7pm.(午後7時に)
- ○人 (for+人数)for 4 persons.(4名)
大人○人、子供△人と言うならば 、2 adults and 2 children(大人2名と子供2名)といいます。
- a table for 4 at (time) tomorrow.(レストランの予約4人分)
- 3 seats for (name of the show).((ショーの名前)の座席3人分)
- a flight from Nairobi to Cape town on (date).(ナイロビからケープタウンまで、○日のフライト)
名前を伝えるときはスペルを一つ一つアルファベットで伝えます。
特に、電話での予約のときは要注意です。
ゆっくり、明瞭に発音し、確実に記録してもらいましょう。
- Can you spell your name?(名前のスペルを教えてくれますか?)
- Yes, it’s Y-A-M-A-M-O-T-O. Yamamoto.(はい、Y-A-M-A-M-O-T-Oで、ヤマモトです。)
電話での聞き取りミスを防ぐために、出来ればメールやメッセージでやり取りをする方が確実です。
- I’d like to make a reservation for Saturday 15th July at 7 pm for 4 adults and 2 teenagers under the name Yamamoto. Please confirm via email of text. Thanks.
(7月15日土曜日、夜7時に、大人4人、10代の子供2名分、ヤマモトの名前で予約をお願いします。メールかメッセージで確認の連絡をいただけますか。よろしくお願いします。)
このような返信が来るでしょう。
- I’m writing to confirm receipt of your reservation for dinner for ○ persons on (日付)at(時間). We look forward to welcoming you.
(○月○日△時、○名様でのディナーの予約を承りました旨、お伝えいたします。お待ちしております。)
予約してから日数が経ってしまったときや、大事な予約のときは、念のために再確認をしておくと安心です。
- I’d like to re-confirm my reservation.(予約の再確認をしたいのですが。)
予約先別のポイント
ここからはホテル、飛行機、レストランなどの予約先別に伝えるべきポイントを確認してみましょう。
好みのオプションを指定したい場合もありますよね。
自分が予約したい予約先の項目をチェックしてみてください。
ホテル
予定到着日/出発日(date of arrival / departure)や部屋のタイプを伝えます。
- We are arriving on (date) around (time).((日付)の(時間)頃に到着します。)
- I’d like to book a room for 3 nights from (date).((日付)から3泊分の予約をお願いします。)
英語で二泊三日というときは、2 nights 3 daysまたは3 days 2 nightsのようにいいます。
- Do you have a double / single /twin room?(ダブル/シングル/ツインルームはありますか?)
- I’d like to request an extra bed.(エキストラベッドを希望します。)
- room with a nice view(眺めのよい部屋)
- room with a ocean view(海が見える部屋)
ホテルのチェックイン/チェックアウトタイムは是非確認しておく必要があります。
次のように訊ねてください。
- What time do I have to check in / check out? (チェックイン/チェックアウトタイムは何時ですか?)
飛行機、乗り物
長時間の移動では、座席の指定もポイントです。
- preferred seat(希望の座席)
- middle seat(真ん中の席)
- window seat(窓側の席)
- aisle seat(通路側の席)
「通路」のことをaisleといいます。
Sは発音しないことに注意しましょう。
- domestic flight(国内線)
- international flight(国際線)
好みや健康状態、宗教によってメニューを選ぶことが出来ます。
- meal preference(食事のオプション)
- I have a meal preference.(食事の希望があります。)
- I’d like to order vegetarian for outbound, and Indian for inbound. (往路ではベジタリアンメニュー、復路ではインド料理をお願いします。)
レストラン
レストランなどではドレスコードが求められる場合もあります。
うっかりしてそぐわない格好で行ってしまうと、きちんとサービスを受けられないことがありますので確認しておくと安心です。
- Do you have a dress code? / Is there a dress code?(ドレスコードはありますか?)
- Could you get me a table by the window(窓際のテーブルを確保していただけますか?)
病院・歯科医・相談ごとなどの予約
日本語と違って英語では、対象によって「予約」という単語を使い分ける必要があります。
レストランなどの予約は「booking / reservation」でしたが、医者・弁護士など「人に会う」予約のときは「appointment」といいます。
- I need to make an appointment.(予約を入れなければなりません。)
- I’d like to make an appointment to see a doctor.(医師の予約を取りたいのですが。)
- I have an appointment with Dr.○○ at △.(△時にドクター○○と予約が入っています。)
急な都合などにより医師との予約をキャンセルする場合、一定時間までに事前連絡をしないとキャンセル料を取られる場合があります。
予定が変更が決まったらすぐにその旨連絡を入れましょう。
- I’d like to cancel the appointment .(予約のキャンセルをお願いします。)
- I’d like to reschedule / change the appointment.(予約の変更をお願いします。)
- I’d like to come in on (date).(○月○日にお伺いしたいのですが。)
空いている日時の相談
希望する日時がすでに埋まっていて取れないということがあります。
そのような時は、空いている日時とこちらの予定をすり合わせながら決めていくことになります。
- Is (date / time) available?(○日(または○時)は、空いていますか?)
- How about (date / time)?(○日(または○時)は、どうでしょうか?)
- Which date is available?(何日なら空いていますか?)
- early this / next week(今週/来週のはじめ)
- later this / next week(今週/来週の後半)
- middle of this / next week(今週/来週の半ば)
料金と支払い方法の確認
料金(rates and charges)と支払い方法(method of payment)の確認があります。
- How much in total / per person?(合計で/一人あたりいくらですか?)
- Does it include tax?(税込みですか?)
- 「How would you like to pay?」(お支払いは、いかがなさいますか?)
- 「Can I pay by credit card?」(クレジットカードで払えますか?)
- 「I pay in cash.」(現金でお支払いします。)
まとめ
英語で予約作業をするのに必要なフレーズと、便利な単語をご紹介しました。
言葉は違えど、予約会話のパターンはほとんど決まっていますので、あとは回数をこなして慣れるのみです。
先方はいろいろな顧客を相手にしていますので、こちらが不慣れだとしても上手にリードしてくれます。
押さえておくべき重要ポイントだけ外さなければ、ミッションは完了です。
投稿者プロフィール
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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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