「朝昼夜」を表す英語は皆さんご存知だと思いますが、一日の時間区分はその3つだけではありません。

もっと細かい時間帯を表す英語表現は十分挙げられますか

日常生活では、○時といった厳密な時間ではなく、「早朝」「夕方」といったおおまかな時間帯で表現した方が便利なことがたくさんあるものです。

この記事では、一日の時間帯を表す英語表現を改めて確認してみたいと思います。

読み終えた頃には、ワンランク細やかな英語表現が出来るようになっているはずです!

朝(morning)

英語で「朝」は「morning」ですよね。

まずは英語「morning」の定義を確認してみましょう。

オックスフォード英英辞典によると「morning」は次のように説明されています。

“The period of time between midnight and noon, especially from sunrise to noon.”(真夜中から正午までの時間帯、特に日の出から正午まで。)

つまり、一日24時間を「朝と夜」に二分割する場合は、0時から12時までを「morning」と呼びますが、いわゆる「午前中」もまた「morning」と呼ぶということです。

日本語では、夜明けから正午までを「朝」と呼ぶほか「午前中」という別の言い方もありますよね。

英語ではそのような呼び分けはなく、どちらも「morning」なのです。

日の出から日没までの「日が出ている時間帯」を「daytime」ともいいます。

日本語の「日中」にあたる言葉です。

夜(night)

「morning(朝)」に対応する英語が「night(夜)」です。

  • They played the music all through the night.(彼らは一晩中音楽をかけていました。)
  • I was thinking all night.(私は一晩中考え事をしていました。)
  • When the night falls, nocturnal animals become active.(夜のとばりが降りると、夜行性動物たちが活動を始める。)
  • You know, night is still young.(ねえちょっと、まだ宵の口ですよ。)

辞書による「night」の定義は“The period from sunset to sunrise in each twenty-four hours”(24時間のうち、日没から日の出まで)となっています。

一日を二分割した場合、暗い時間帯を指すのが「night」ということです。

「morning」の対になる言葉だということが分かります。

同じ時間帯を「night time」とも言います。

「日中(daytime)」に対して、「夜間」ということです。

けれど、日常生活を送る上で私たちは一日を2分割で捉えてはいません。

一般的には「朝」「昼」「夕方」「夜」の4つ、あるいは「深夜」を加えた5つの区分に分けて生活していると思います。

次は、一日の時間帯をもっと細かく確認してみましょう。

日の出(sunrise / dawn)

日の出は「sunrise」です。

文字通り「日(sun)」が「昇る(rise)」です。

名詞ですが、「at sunrise」とすれば、「日の出時刻に」というように時間を表す表現になります。

  • I love to see the sea view at sunrise.(日の出時刻に海の景色を眺めるのが大好きです。)

夜が「明ける」というには「break」を使います。

  • When the day breaks is when I finally fall asleep.(夜が明ける頃、ついに私は眠りにつきます。)

日の出時間を指す英語には「dawn」という言葉もあります。「ドーン」のように発音します。

「夜明け、あけぼの」といったニュアンスの言葉です。

  • The phone rang at dawn.(夜明けに電話が鳴った。)

正午、真昼間(noon / midday / middle of the day)

次はまず、午前と午後を分ける境目となる「正午」から始めましょう。

正午とはきっかり「昼の12時」のことですね。

英語では「noon」と言います。

  • Lunchtime starts at noon in Japan, while in Tanzania it starts at 1 p.m.(日本ではランチタイムは正午から始まりますが、タンザニアでは午後1時から始まります。)

他にも「正午・日中の真ん中」を「midday」や「middle of the day」ということが出来ます。

  • I don’t want to go out at midday.(真昼間に出掛けたくない。)
  • Middle of the day is the hottest time of day.(真昼間は一日のうちで最も暑い。)

午前を「a.m.」、午後のことを「p.m.」と表記することがありますよね。

a.m.はラテン語で「Ante Meridiem(正午の前)」、p.m.は「Post Meridiem(正午の後)」の頭文字です。

正午を境目にして分けている表現だということが分かりますね。

  • Please see me at 9 a.m.(朝9時に来てください。)
  • I called you around 3p.m.(午後3時頃、あなたに電話しました。)

午前(morning)

日の出から正午までの時間帯にあたる「午前中」は英語で「morning」です。

  • I’ll be free only in the morning.(私は午前中だけ予定を空けられます。)

「early morning」で「早朝」になります。

  • She called me early in the morning.(朝っぱらに彼女から電話がありました。)

人の暮らしにおいては、時には便宜的に「昼食前(before lunchtime)」と言うこともあります。

  • Let’s finish this work before lunchtime.(昼食前にこの仕事を終わらせてしまいましょう。)

「正午(noon)の前」ですから「before noon」という言い方もあります。

  • It’s good to go shopping before noon if you want something fresh.(新鮮なものが欲しいなら、買物は午前中に行くと良いですよ。)

午後(afternoon)

昼の12時を過ぎると「午後」になります。

英語では「afternoon」です。

文字通り「after(後)」「noon(正午)」という表現になっています。

  • The event should start in the afternoon.(イベントは午後に始めましょう。)

日常生活では、「昼食前(before lunchtime)」に対して「昼食後(after lunchtime)」という便宜的な区分を使うこともあります。

  • Can we talk after lunchtime?(昼食後にちょっと話せますか?)

問題は「morning」は昼の12時までと決まっているのに対して、afternoonは何時までを指すのかということです。

前述の辞書によると、「afternoon」とは“The time from noon or lunchtime to evening(正午または昼食時からeveningまで)”となっています。

では「evening」とは何時頃からを指すのでしょうか。

日本語では日が陰って来ると「夕方」と呼びますよね。

夕方(evening / dark / dusk / sunset)

英語で「夕方」は「evening」です。

辞書の定義は“The period of time at the end of the day,usually from about 6 p.m. to bedtime.”(一日の終わり、一般に午後6時頃から寝る時間まで)となっています。

  • We are invited to a dinner this evening.(今夜はディナーに招待されています。)
  • I’ll call you in the evening.(夜、電話するね。)

定義にあるように、英語のeveningには寝る時間までの「夜間」も含まれることに注意したいと思います。

英語で「evening」と言われたとき、日が翳(かげ)って来た頃から暗くなるまでを指す日本語の「夕方」感覚で理解していると誤解が生じる可能性があるということです。

それでは、私たちの感覚に合った「夕方」を表現するにはどうしたらよいでしょうか?

「early(早めの)」や「late(遅めの)」を使って、「late afternoon(遅い時間帯の午後)」や「early evening(早い時間帯の夜)」を使うと、日本語の「夕方」の感覚に最も適した表現になります。

  • I like to take a walk in the late afternoon.(夕方散歩するのが好きです。)
  • Let’s finish dinner in the early evening.(夕飯を早く済ませましょう。)

また、「濃い、暗い」といった意味を持つ「dark」も「夕暮れ時」を意味します。

日本語でも「日が陰ってきた頃」と言いますよね。

  • Make sure to come home before dark.(暗くなる前に戻りなさい。)
  • We are arriving after dark.(暗くなってからの到着になりそうだ。)

さらに「dusk」という言葉もあります。

「日の出」の項でご紹介した「dawn」と対になる言葉です。

「from dawn till dusk(朝から晩まで)」という表現はよく使われます。

  • We can walk until dusk.(暗くなるまでは歩ける。)

「sunset」は「日没」を意味する言葉ですが、「日没時」という意味で使うことも出来ます。

  • We left the park at sunset.(私たちは日没時に公園を出た。)

深夜、真夜中(midnight / middle of the night)

「midday、middle of the day(真昼間)」に対する「深夜」は、「midnight、middle of the night」です。

  • I was awake until midnight.(深夜まで起きていました。)
  • I heard a dog barking in the middle of the night.(犬が真夜中に吠えているのが聞こえた。)

「late at night(夜遅く)」という言い方も出来ますね。

  • We arrived late at night.(夜遅くに到着した。)
  • Someone knocked at my door late at night.(夜遅くに誰かが自宅のドアをノックした。)

夜の深さを表現したいなら「deep」を使って表現出来ます。

  • It was deep in the night.(それは真夜中のことでした。)
  • When the night is deepen, I’ll unlock the door.(夜が深まったら扉のカギを開けますね。)

まとめ

以上、「一日の時間帯を表す英語表現」をご紹介しました。

「午前と午後」が12時を境にしていたり、「日中と夜間」が日の出・日の入りを境にしていたりといった基準もありましたが、時間帯の呼び方は各個人の感覚によるところも大きいものです。

「何時から何時まで」というように各時間帯を厳密に区別して理解する必要はありません。

おおまかな感覚だけ掴めれば問題はありません。

英語の「evening」が必ずしも日本語の「夕方」に対応するわけではない点は、今回頭に入れておくべきポイントと言えるでしょう。

投稿者プロフィール

西東 たまき
西東 たまき
2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。