ファッションが決まると、いつもと変わらない一日も楽しく自信を持って過ごすことが出来ます。

どんな装いをしているかで、その人の価値観をうかがい知ることさえ出来てしまうファッションは、人との会話においてもかっこうの話題になりますよね。

この記事では、「ファッションや流行について語る英語表現」を特集してお送りします。

英語でもファッションを語る輪に入って楽しめるようになりましょう!

今シーズンの流行は?!

「流行り」を意味する英語が「fashion」や「trend」といった言葉です。

「trend(トレンド)」は「動向」の意味です。

日本語でも使われていますね。

  • What’s the current fashion / trend?(今は何が流行っているの?)
  • What’s in fashion for this season?(今シーズンの流行は何?)
  • What’s the trend for the next spring?(来春のトレンドは何?)

流行っている、流行っていない

「○○が流行っている」は、次のように言います。

  • This is the latest trend.(これが最新のトレンドだよ。)
  • The latest fashion for this season is ○○.(今シーズンの流行は○○です。)
  • ○○ is in fashion at the moment.(今流行っているのは○○だよ。)
  • These are spring style essentials.(これらは春のファッションの必須アイテムです。)
  • This item is the must-have for this season.(このアイテムは今シーズン外せません。)

「must-have」は「手に入れるべき、必須、必携」という意味のスラングです。

ピークを過ぎて「もう流行っていない」「もう流行遅れ」というには、次のようなフレーズで表現します。

  • ○○ is out of fashion / out of style.
  • ○○ is old-fashioned / outdated / outmoded.
  • ○○ is no longer fashionable / in fashion.
  • ○○ has gone out of fashion.
  • “Flare-leg pants has gone out of fashion.”(フレアレッグパンツの流行りはもう終わった。)

英語で「ファッションリーダー」

ファッションに関わる人にもいろいろな「立ち位置」があるものです。

ファッションをリードするのが「fashion leader」、「流行の仕掛け人」を「trendsetter」と言います。

  • Who is the trendsetter for this season?(今シーズンのトレンドセッターは誰?)

「最新ファッションに敏感なファッションリーダーであり、おしゃれに夢中な人」を指して使われる言葉が「fashionista」です。

  • She’s a real fashionista.(彼女こそファッショニスタね。)

ところが同じおしゃれ好きでも、最新ファッションを盲目的に追いかけているような人は「fashion victim」と呼ばれてしまいます。

「victim」は「餌食、犠牲者」といった意味です。

  • I hope I’m not called a fashion victim.(私はファッションヴィクティムと呼ばれていないといいけど。)

ファッショントレンドは巡る

「ファッションにはサイクルがある」と言われます。

かつての流行が再び脚光を浴びるトレンドサイクルは20年だそうです。

いずれ、自分の親が若かった時代のファッションがカッコよく見えるときが来たりするものです。

  • 90’s fashion has come back into fashion(90 年代ファッションが再び流行り出しています。)
  • 90’s style is now back in fashion.(80年代ファッションがまた流行っています。)
  • 90’s trends are officially back.(90年代ファッションが正式に戻って来ました。)
  • Fashion trends come and go.(ファッショントレンドには流行り廃りがあります。)

定番アイテム

おしゃれに欠かせない「定番の服」ってありますよね。

英語では「wardrobe staple」と言います。

「誰のワードローブにも入っているような基本アイテム」という表現です。

  • Little black dress is definitely a wardrobe staple.(リトルブラックドレスはファッションの定番中の定番です。)
  • Black turtleneck sweaters never go out of fashion.(黒いタートルネックセーターは永遠の定番です。)

良いものは古びないといいます。

  • Good quality never dates.(品質の良いものは古びない。)

おしゃれについて語るフレーズ

ここからは、普段のおしゃれ談義に使えそうな英語フレーズをご紹介していきますね。

It looks nice / lovely / stylish.(それ素敵ね。)

ファッション談義はシンプルに「それ素敵ね」ということから始まります。

  • “It looks nice.”(素敵ね。)
  • “Thanks. This is my favourite.”(ありがとう。私も気に入っています。)

「Nice colour!(素敵な色だね)」「Nice shirt!(素敵なシャツだね)」のように、さりげなくコメントし合うこともよくありますよ。

I like your ○○. Where did you buy that?(あなたの○○素敵ね。どこで買ったの?)

人が素敵なものを身に着けているなと思ったときに、気軽に使われるフレーズです。

相手の持ち物に関心を寄せるこんな小さな会話から案外話が広がったりするものです。

  • “I like your bag. Where did you get it?”(あなたのバッグ素敵ね。どこで手に入れたの?)
  • “Thanks, I bought this from my friend when I was living in Congo. She’s an artist.”(コンゴに住んでいたとき、友人から買ったんです。彼女はアーティストなんですよ。)

「like」の代わりに「love」を使うと、相手に伝わる熱意が上がります。

  • I love your jeans.(あなたのジーンズ素敵ね。)
  • I love your bracelet.(あなたのブレスレット素敵ね。)

What is the material?(素材は何?)

この手触り、この見た目は、どんな素材で出来ているのだろうと思ったときの質問です。

  • “What is the material of your sweater? It’s so sleek.”(あなたのセーターはどんな素材で出来ているの? 手触りが良くて素敵。)
  • “It’s a blend of cashmere and silk.”(これはカシミアとシルクの混紡です。)

This is very comfy.(これは着心地/履き心地がいいんだよ。)

「comfy=comfortable」です。

身に着けてみて気持ちがいいなと思ったときはこのように言います。

  • “These sandals are very comfy.”(このサンダルはとても履き心地がいいよ。)
  • “They do look comfortable.”(確かに履き心地良さそうに見えるね。)

体形やサイズがきちんと合っていることは心地良さの条件です。

「フィットする」ということは「心地が良い」という意味です。

  • These pants fit me very well.(このパンツは私にぴったり合っていて履き心地がいいのです。)

This makes me look slimmer.(これは細く見えるんだよ。)

選ぶ服によって体型の見え方も変わって来ます。

そんなコメントをするときに使うフレーズです。

  • This makes me look taller.(これは背が高く見えるんだよ。)
  • This makes me look shaped.(これはスタイルが良く見えるんだよ。)
  • That colour makes you look healthier.(その色だと、あなたがさらに健康的に見えるね。)

「引き立って見える」という意味の単語「flattering」も使ってみましょう。

  • Such minimal design is more flattering.(シンプルなデザインだと、より引き立つね。)

You look gorgeous / fabulous in ○○.(○○がすごく似合いますね。)

ファッションにおいて、選んだ服が似合っているかどうかは大事なポイントです。

  • “You look gorgeous in your exotic dress.”(エキゾティックなドレスがすごく似合っているね。)
  • “Thanks, I wanted to try a totally new look.”(ありがとう。いつもと全く違う装いにしてみたの。)

「exotic=異国風」

「似合っている」は、他にも次のようなフレーズで表現出来ます。

  • It suits you well.
  • It looks good on you.

It matches your ○○.(あなたの○○にマッチしているね。)

アイテムの組み合わせが上手だと、さらに魅力的に見えます。

  • The texture of your accessory matches your dress.(あなたのアクセサリーの質感がドレスにマッチしているね。)
  • The material of your dress matches your leather shoes.(あなたのドレスの素材が革靴によく合ってるね。)

That’s perfect for ○○.(○○にぴったりね。)

季節の装いにぴったり、外出先や目的にぴったりの装いだねというには、こんなフレーズでコメントします。

  • That’s perfect for a cold day like today.(今日みたいに寒い日にぴったりだね。)
  • That’s perfect for spring.(春の装いにぴったりだね。)

Your choice of colours are always very impressive.(あなたの色のセンスはいつも素敵ね。)

どんな色を組み合わせるかによって各自のセンスが現れます。

色選びが絶妙だと、シンプルな服も断然おしゃれに見えるものです。

  • Blue is my personal colour.(私には青色が似合うのです。)
  • I love to wear green.(グリーンを身に着けるのが好きなんです。)

You have an eye for ○○.(あなたには○○を見る目があるよね。)

いつも素敵なものを見付けるのが上手という人がいたら、このフレーズでコメントしましょう。

  • You have an eye for good quality.(品質の良いものを見る目があるね。)

You are so chic(あなたはとてもシックね。)

「chic」はフランス語「素敵、おしゃれ」を意味する言葉です。

「fashionable」と同義になりますが、「chic」という方がフランス語なので、よりおしゃれに聞こえます。

  • “You are always so chic.”(あなたっていつもシックね。)
  • “Thanks, it’s lovely to hear from you.”(ありがとう。あなたに言われると嬉しいです。)
  • You style is very unique.(あなたのスタイルはとてもユニークね。)
  • You have your own style.(あなたはちゃんと自分のスタイルを持っていますよね。)
  • You have your own sense of fashion.(あなたは独特のファッションセンスを持っていますね。)

外国では「ユニークである」というのは褒め言葉です。

「あなたらしくて個性的なファッションだね」といわれるのは喜ぶべきコメントです。

  • I love fashion.(おしゃれが大好き)
  • I have a passion for fashion.(同上)

「とにかくおしゃれが大好き」という女性は多いですよね。おしゃれ好きを公言するならこのフレーズを使います。

  • “I love fashion / I have a passion for fashion!”(おしゃれが好きなんだ!)
  • “Likewise!”(私も!)

まとめ

以上、ファッションについてもっと英語で語れるようになるため、「ファッションについての表現力を増やそう!」という記事でした。

海外に行くと、着たい服や身に着けたい色が変わるなあって感じたことありませんか?

その土地の光や空気感はおしゃれ心にも影響します。

いろいろな国の人が集まったところでは、「日本の感覚」を超えた新鮮な着こなしに刺激を受けたりするものです。

ハッと思うところがあったら、今回ご紹介したようなフレーズであなたもコメントしてみてください

きっと喜んでもらえますよ!

投稿者プロフィール

西東 たまき
西東 たまき
2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。