毎年2月になると街がそわそわし始めるのはバレンタインデーが近付くからですよね。
「バレンタインデー」は欧米発の行事ですが、日本のバレンタインデーの習慣は日本ならではだって知っていましたか?
この記事では、女性と男性がそれぞれの思惑でドキドキする「バレンタインデーにまつわる英語表現」を、海外のバレンタイン事情も合わせてご紹介します!
もくじ
英語で表す「バレンタインデー」
「バレンタインデー」は英語では「Valentine’s Day」といいます。
聖人・バレンタインにちなんだ日なので「Saint(聖人)」を付ける場合もあるし、省略形を使って「St.」と表記する場合もあります。
- Valentine’s Day
- Saint Valentine’s Day
- St. Valentine’s Day
注意点は、「“バレンタインの”日」とするために「’s」を付けて「Valentine’s」としなければならない点です。
バレンタインデーを「過ごす、祝う」というには、「celebrate(祝う)」を使います。
- Valentine’s Day is celebrated on 14 th February.(バレンタインデーは2月14日です。)
- How do you celebrate Valentin’s Day?(バレンタインデーは何をしますか?)
海外バレンタイン事情
日本のバレンタインデーは「女性が意中の男性に贈り物をする日」となっています。
そして最も定番の贈り物はチョコレートですよね。
好きな人に「愛」を込めた贈り物をすると同時に、日頃お世話になっている男性陣にも「感謝」を込めてチョコレートを贈ったりします。
それが「義理チョコ」と呼ばれるものです。
海外でもバレンタインの日は「愛情を示す日」ということで贈り物をしますが、日本のように女性から男性にという一方通行ではありません。
また、贈る品も必ずしもチョコレートである必要はなく、花や相手に喜んでもらえそうなギフトやカードを贈ったり、ロマンチックなディナーに出掛けたりして楽しみます。
また恋人だけでなく、両親や職場の同僚など日頃お世話になっている人への感謝を込めてちょっとしたプレゼントをを贈ることもある点は、日本の義理チョコ習慣と似ていますね。
そしてバレンタインデーの挨拶といえば「Happy Valentine’s Day!」です。
また、「Be my Valentine」というのもよく耳にするフレーズです。
バレンタインのメッセージにつきものの挨拶ですので、英語では「Be my Valentine」イコール「愛の告白メッセージ」とは限りません。
「私からのバレンタインの贈り物を受け取ってください」といったお決まりの挨拶と考えておくほうが無難かもしれません。
「愛情の印」を英語で?
今さらですが「愛情」は英語で「love」または「affection」といいます。
愛情はモノでは計れないかもしれませんが、時には「愛情の印」も必要です。
「愛情の印」は英語で「token of love / token of affection」といいます。
「token」とは特定の意図を伝えるために贈る「モノ」のことです。
- This is the token of my love / affection for you.(これは私からあなたへの愛の証です。)
- I just want to show you how much I love you.(こんなにもあなたを愛してるって示したいのです。)
「義理チョコ」を英語で?
英語には「義理チョコ」という言葉はありません。
英語では何と表現出来るでしょうか。
何かをしてもらった後、お礼を伝えるために渡すちょっとしたカードのことを「Thank you note」といいます。
それにならって「Thank you chocolate」と呼ぶというのはいかがでしょう?
- This is obviously just a “thank you chocolate”.(これは明らかに義理チョコですね。)
「愛情の印」でご紹介した「token of love」を使って表現することも出来るでしょう。
- I know she gave me this as a token of gratitude / friendship.(これは彼女が感謝/友情の印としてくれたってことは分かっているよ。)
- I know this can’t be a token of love.(これは愛情の印ではないことは分かっているよ。)
- She doesn’t mean any sort of love.(彼女の意図は愛情とかいうのではないよ。)
バレンタインメッセージのサンプル
バレンタインのメッセージ文例もいくつかご紹介しましょう。
バレンタインデーはすでに「愛情を示す日」として知られていますので、この日に送るメッセージは簡単なフレーズでも十分伝わります。
シンプルだからこそ印象に残るメッセージを送りましょう。
- I always love you.(いつも愛してる。)
- Love from my heart.(こころからの愛を。)
- With all my love.(たっぷりの愛情を込めて。)
- You are my special.(あなたは私の特別な人。)
- You are my precious.(あなたは私の大切な人。)
- You are my everything.(あなたは私のすべて。)
- Be mine.(私のものになって。)
バレンタインデーが近付くと女性は・・・
女性から男性へ贈り物をするのが習慣となっている日本では、バレンタインデー前の女性は忙しくなります。
- I’m going to make handmade chocolates this year.(今年は手作りチョコを作るつもりです。)
- I’m going to bake a chocolate cake this year instead of chocolate this time.(今回はチョコじゃなくてチョコレートケーキを焼くつもりです。)
- I’m going to make some heart-shaped cookies.(私はハート型のクッキーを焼くつもり。)
- Have you decided what to do on Valentine’s Day?(バレンタインデーはどうするか決めた?)
- What is your plan on the day?(その日のプランは何?)
- I want to make the day special.(特別な一日にしたいな。)
- I feel stress about what to give.(何をあげるかで悩んでしまう。)
- I want to write messages on the card in English.(カードのメッセージは英語で書きたいな。)
- I want something not expensive and light-hearted.(お金がかからなくて、相手の負担にならないものがいいな。)
- I’m not in a relationship so I want to enjoy giving chocolates to my friends and co-workers.(付き合っている人はいないので、友達や同僚にチョコをあげて楽しみたいな。)
- I already bought a dozen of chocolates.(チョコはもうたっぷり買ったよ。)
バレンタインデーのとき男性は・・・
男性たちは、バレンタイン当日はどんな一日になるのか気になることでしょう。
- I wonder if I can get any chocolates on Valentine’s Day.(バレンタインデーはチョコをもらえるかな。)
- Who’s giving me chocolates this year?(今年は誰がチョコをくれるかな?)
- Am I going to get chocolate from her?(彼女からチョコレートはもらえるかな?)
- No one has given me chocolate for the last few years.(この数年、誰からもチョコをもらってない。)
- I got 3 chocolates from my colleagues.(同僚からチョコを3つもらいました。)
- Thank goodness! I got it from the one I love!(やったー! 好きな人からもらったぞ!)
- This is / These are what I got today.(今日もらったものはこれ/これらだよ。)
ホワイトデーのお返しはどうしましょうか?
- What shall I do for her on White Day? (ホワイトデーは彼女に何をしてあげようか?)
- What shall I get for them in return?((義理チョコをくれた)みんなへのお返しに何をあげようかな?)
料理が得意な男子は食事を作ってあげるというのも喜ばれるのでは?
- Perhaps, I can offer her to cook.(彼女に料理を作ってあげるのもいいかも。)
- Or perhaps, I can book a special dinner.(それともスペシャルディナーの予約を入れようかな。)
- I might order pretty roses for her.(洒落たバラの花束を届けさせるのもいいかも。)
ホワイトデーに返したい英語のメッセージ
ホワイトデーに英語のメッセージを添えようと考えているなら、次のようなさりげないメッセージはいかがですか?
- Thank you for the chocolate / gift. I love you so much.(チョコレート/ギフトありがとう。愛してるよ。)
- You made my day unforgettable. Thank you.(忘れられない一日になりました。どうもありがとう。)
- I love you more than ever.(前よりもっと愛してる。)
- Let’s stay together.(ずっと一緒にいよう。)
- No one makes me feel like you do.(君に代わる人なんていない。)
義理チョコへのお礼なら、当たり障りのないこんなフレーズはどうでしょう?
- Thank you for the chocolate.(チョコレートありがとう。)
- Thank you for your kindness.(心遣いありがとう。)
- Thank you for your thoughts.(思いやりありがとう。)
- Thank you. I enjoyed.(どうもありがとう。楽しませてもらいました。)
- Thanks, you made me happy.(ありがとう。嬉しかったです。)
まとめ
以上、「日本式バレンタインデーを過ごすために使えそうな英語フレーズ」を集めてみました。
バレンタインデーのいろいろな表現を英語でも出来るようになったら、これからはきっと一味違った気持ちでこの日を楽しむことが出来るようになるでしょう。
手始めに、今年のバレンタインは英語のメッセージに挑戦してみるのはいかがですか?
もちろん、ホワイトデーのお礼メッセージもです!
投稿者プロフィール
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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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