いろいろな経緯を経て最終的な結果や結論を述べるときに「結局」という言葉を使いますよね。

英語ではどんな表現が思い浮かびますか?

この記事では、「いずれ」や「最終的に」といった「結局」を意味する英語表現を15個集めてご紹介します。

どれも「結局」を意味するフレーズながら、使い方に若干ニュアンスの差が生じるものもあります。

例文を多めに挙げていますので、助けにしながら感覚を掴んでみてくださいね。

after all

「全ての後に」という文字通りの意味の通り、「最終的に、結局」を意味します。

  • We worried about it so much but all went well after all.(私たちはそれについてかなり心配したが、結局全て上手く行きました。)
  • After all, we are brothers. We got to help each other.(結局私たちは兄弟なのですから、助け合わないといけませんね。)
  • We decided not to go after all.(最終的に、行かないことに決めました。)
  • After all, it turned to be a lie.(最終的にそれがウソだったと判明しました。)
  • He refused to give up after all.(結局あきらめないことにした。)
  • What she’s going to say after all, I wonder.(最終的に彼女は何と言うのだろう。)
  • After all, which do you think is better?(結局、どちらがいいと思いますか?)

all in all

「結局、何はともあれ」といった感覚で使います。

  • Whatever you say, all in all, it was a big mistake.(あなたが何と言おうとも、結局それは大きな間違いだったということです。)
  • All in all, she was a self-sufficient person.(何はともあれ、彼女は誰も必要としていなかったということです。)
  • I tried not to see it, but all in all, I couldn’t ignore it.(私はそれを見ないようにしていたが、結局無視することは出来なくなった。)
  • I didn’t like him, but all in all, he is the one who helped me most.(私は彼のことが好きではなかったが、何はともあれ私を一番助けてくれたのは彼だった。)

in the long run

「今はともかく、長い目で見ると」と結論付けるときに使います。

  • I assure you will not regret in the long run.(長い目で見れば後悔しないって私が保証しますよ。)
  • In the long run, it was the best choice.(長い目で見れば、それは最善の選択だった。)
  • In the long run, it will be fine.(長い目で見れば、上手く行くでしょう。)
  • In the long run, it will save a lot of people.(長い目で見れば、それは多くの人々を助けることになるでしょう。)
  • Helping others, in the long run, is helping yourself.(他人を助けるということは、長い目で見れば自分を助けていることになるのです。)

eventually

「最終的には、いずれは」という意味です。

「今のところは大丈夫だが」というように、何かが継続していく結果というニュアンスが含まれています。

  • We will have to decide eventually.(いずれは決断しなければならないだろう。)
  • It will be eventually known by everyone.(それはいずれ、みんなの知るところとなるだろう。)
  • The growth is slow, but eventually it will be huge.(成長は遅いが、いずれ巨大なものになるだろう。)
  • No matter how you take good care of it, you will need to buy new ones eventually.(どんなに大事にしても、いずれ新しいものに買い換える必要があります。)
  • What do you think it’s eventually going to be?(最終的にはどうなると思いますか?)

one day / some day

「いずれ、やがて」という意味です。

  • One day, we will be one.(私たちは結局いつか一つになるだろう。)
  • One day, you will thank me.(結局いつかあなたは私に感謝することになるでしょう。)
  • They might face the same problem again one day.(彼らは、結局またいつか同じ問題に直面するかもしれない。)
  • You will understand one day, when you grow up.(君も成長すればいつか結局、分かるようになるだろう。)
  • I feel like I will get there some day.(いつか結局、そこへ到達する気がする。)
  • You will love me some day.(あなたはいずれ結局、私を好きになるだろう。)

ultimately

「突き詰めると、最終的に」といったニュアンスの表現です。

  • You think you are saving money but ultimately you will have to spend more.(お金を節約しているつもりかもしれないけど、最終的にはもっと使うことになるよ。)
  • Ultimately, I became sure of it.(最終的に私はそれを確信した。)
  • We couldn’t find it out ultimately.(結局、それを見つけることは出来なかった。)
  • I might have to accept it ultimately.(最終的には了承しないといけなくなるかもしれない。)

「ultimate」「最終的な」という意味です。

  • This is the ultimate report.(これが最終報告書です。)
  • What is your ultimate opinion?(あなたの最終的な意見は何ですか?)

finally

finalの副詞形finallyは、「やっと、最終的に」という意味です。

  • We finally decided to work together.(最終的に、私たちは協力し合うと決断しました。)
  • The contract was finally signed.(最終的に、契約書は署名された。)
  • There was a tough time, but we finally made it.(大変なときもありましたが、最終的に私たちは成し遂げました。)

文頭に置いて、スピーチの締めくくりフレーズに入るときによく使われます。

  • Finally, I want to thank everyone for your tireless efforts.(最後になりますが、皆さんの絶え間ない努力に感謝したいと思います。)

at last

「last(ラスト)」「最後」を意味する言葉ですので、これは「ついに、最終的に」というフレーズになります。

finallyと同じ感覚で使えます。

  • Have you made up your mind at last?(最終的に心は決まりましたか?)
  • I started to walk off at last.(ついに私は歩き出し始めた。)
  • I decided to marry him at last.(最終的に私は彼と結婚することを決めた。)
  • I had to let go of it at last.(私は最終的にそれをあきらめるしかなかった。)

「let go=行かせる=あきらめる」

in conclusion

「conclusion」「結論」のことですので、一連の意見を述べた後で「結論としては」というニュアンスで使うと良いでしょう。

  • In conclusion, we agreed that it was a proper decision.(結局、それは正しい決断だったということで合意した。)
  • In conclusion, I think this is the best university that I should apply.(結局、入学志願するにはこの大学が最も良いと考えます。)
  • In conclusion, he agreed.(結局のところ、彼は同意しました。)
  • In conclusion, we became good friends.(結局、私たちは良い友人同士になった。)

as a result

「その結果として」という意味のフレーズです。

  • As a result, my English was dramatically improved.(その結果、私の英語は劇的に上達した。)
  • As a result, we reached the agreement.(その結果、私たちは合意に達しました。)
  • As a result, we had to face the water shortage.(その結果、私たちは水不足に直面することになりました。)
  • I got this job as a result of her recommendation.(彼女が推薦してくれた結果、私はこの仕事を得ました。)

in the end

「end(終わり)には」という意味ですので、これもまた「終わりの際は、最終的には」というフレーズです。

  • Everything will be okay in the end.(最終的には全て上手く行きますよ。)
  • In the end, it was much easier than we thought.(最終的には思ったより全く簡単だった。)
  • It was very much worth it in the end.(最終的にそれはとても価値のあることでした。)
  • What happened in the end?(最終的にはどうなったのですか?)
  • It was peacefully settled in the end.(最終的には丸く収まったんですよ。)

end up in

「end up in ~」「~の状態になって終わる」という表現です。

「最終的に~になる羽目に」というように、好ましくない結果に終わったというニュアンスがあります。

  • When it comes to that topic, we always end up in fighting.(あの話題になると、私たちはいつも結局ケンカすることになります。)
  • I wanted to cook but I ended up in eating out side.(何か料理したかったが、結局、外食で済ませることになった。)
  • I always end up in doing it by myself.(結局いつも自分でやることになる。)
  • We ended up in buying a new car.(結局新しい車を買うことになりました。)

sooner or later

「遅かれ早かれ~の結果になる」という表現です。

  • He will have to go sooner or later.(遅かれ早かれ彼は行かなくてはならないだろう。)
  • The result will be announced sooner or later.(結果は遅かれ早かれ報じられるだろう。)
  • It’s useless to worry because we will know it sooner or later.(心配しても無駄ですよ。遅かれ早かれ分かることです。)
  • No rush, we will get there sooner or later.(遅かれ早かれ到着するのだから、慌てることはありませんよ。)

When all is said and done

文字通りの意味は「全てが語られ、全てが終わったとき」となるこのフレーズは、いろいろ考慮の末に「最終的に」と結論を述べるときに使います。

  • When all is said and done, the truth will be revealed.(最終的には真実が明らかになるだろう。)
  • When all is said and done, it wasn’t that bad experience.(終わってみれば、そう悪い経験ではなかった。)
  • When all is said and done, we will know everything.(最終的に私たちは全てを知ることになるだろう。)
  • When all is said and done, the evil shall be punished.(最終的に、悪は罰せられるであろう。)

まとめ

以上、「結局」を意味する英語表現を15個集めてご紹介しました。

どの表現も日本語では「結局」で済むところ、英語ではニュアンスに合わせて使い分けが必要でしたね

例文を参考に、出来るだけニュアンスが掴むように試みてください。

今後英文を読むとき、「結局」を表している表現に注意しながら読むようにすると感覚的な理解がさらに進むようになります。

そうして覚えた英語を自分のものとして定着させるには、実際に使ってみるのがポイントです

投稿者プロフィール

西東 たまき
西東 たまき
2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。