友人の誕生日には、簡単でもお祝いのメッセージを送りたいですよね。
日本語であればいろいろな言葉が浮かぶと思いますが、外国人の友人に英語でとなるとどうでしょうか?
「Happy birthday」でも十分ですが、自分らしさを出したいと思ったら、もう少し言葉を添えたいところです。
とはいえ、心に残るような洒落たフレーズを書きたいと思うほど悩んでしまうものです。
ところが、実際にネイティブたちが交わす誕生日メッセージは案外シンプルだったりします。
今回は、「英語で贈る誕生日のお祝いメッセージ」をご紹介しましょう。
もくじ
やはり定番は「Happy birthday!」
誕生日のメッセージの王道はやはり「Happy Birthday」です。日本語で書くメッセージだって、必ず「誕生日おめでとう!」から始まりますよね。
中身はどんなメッセージにしようか迷うとしても、まずは「Happy birthday」と書き出して間違いありません。
- Dear Jacky, Happy birthday to you from all of us!(ジャッキー、私たちみんなから誕生日おめでとう!)
ただし、「Happy birthday 」の後ろには、是非相手の名前を添えてください。
日本語では普段でも挨拶や会話の間に相手の名前を挟むことはあまりありませんが、英語では、こまめに相手の名前に触れます。
誕生日メッセージにも相手の名前を添えて「Happy birthday ○○(○○さん、誕生日おめでとう)」としましょう。
これで、ありきたりで平凡な誕生祝いのメッセージが、その人に合わせてカスタマイズされたことになります!
- Happy birthday Jacky!(ジャッキー、誕生日おめでとう!)
英語で添えるお祝いメッセージ
「Happy birthday」だけでなく、もう少し自分の言葉を添えたいと思ったら、ここで紹介するようなフレーズを加えてみてください。
お祝いのメッセージを作るときのキーワードは「hope」と「wish」です。これらを使うと「○○でありますように」と何かを願う表現が出来上がります。
「hope」と「wish」は、どちらも何かを「願う表現」ではありますが、使い分けなど気になりますよね。
以下では、人にメッセージを贈るときに使う「hope」と「wish」の使い分けについて簡単に説明していきます。
またこれらは、しばしば主語の「 I 」を省いた形でも使われます。
hope
「○○が△△すればいいのに」という願いがあったら「hope」が使えます。
つまり「hope」の後ろには、願いごとを「主語+述語」やthat節などの形にして置きます。
- We hope you will enjoy a lovely celebration!(素敵なお祝いを楽しんでください!)
- Hope you have a very special day!(特別な一日でありますように!)
wish
有名なクリスマスソングのフレーズ「We wish you a Merry Christmas♪」がすぐに浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
このフレーズを覚えておけば、「wish」+「人(この場合はyou)」+「願い(この場合はMerry Christmas)」の構成で願いごとの表現を作れます。
「hope」とは願いごとの伝え方が文法的に異なっていますが、この歌を思い出せば迷いませんね。
「Hope you a Merry Christmas」や「Hope you a happy birthday」とはいいません。
- Wish / Wishing you a very happy birthday!(とっても楽しい誕生日を!)
- Wish / Wishing you a very happy and healthy year ahead!(楽しく健康な一年を!)
「year ahead」は「今後の一年間」という意味です。
「wish」の複数形「wishes」は、人に贈る願いごとのことです。
「birthday wishes」であれば「誕生日に贈る願いの言葉」です。
- I hope all your birthday wishes come true!(あなたへの願いごとが全て現実になりますように!)
普段、メールや手紙の結び文句として見かけることが多い「best wishes」は、幸運を祈るときの定番の言葉でもあります。
「幸運を!」「幸あれ!」といった感じで、次のように誕生日のお祝いメッセージにも使えます。
- Best wishes on your birthday.
その他のお祝い表現とキーワード
人に幸運を祈るときによく使われる英語表現が「God bless you」です。
「Happy birthday」に続けてこれだけでも誕生日祝いのフレーズとして十分です。
- Happy birthday Jacky! God bless you!
「abundantly」は「十分に」という意味の言葉です。
これを添えることで少し強調したニュアンスを当てえることができます。
- God bless you abundantly!
- May God bless you!
「May」もまた「~でありますように」と、願いごとをいうときに使う単語です。
- May all your dreams come true!
「come true」は「真実になる=叶う」の意味です。
「May your special day be filled with ○○」は「あなたの特別な日が、○○で一杯でありますように」という意味です。
○○の部分に「love(愛情)」「good memories(素敵な思い出)」など、喜んでもらえそうなものを入れると様々な応用フレーズを作ることが出来ます。
- May your special day be filled with happiness and laughter!(幸せと笑いで一杯の日でありますように!)
「All the best」はあらゆるシチュエーションで使える「贈る言葉」です。
職場を去る人、その地を去る人、何かにチャレンジしようとしている人、何かのチャンスを掴んだ人など、様々な人に幸運を願うときにいつでも使える定番の一言がこのフレーズです。
もちろん、誕生日のお祝いメッセージとしても使えます。
- Wish you all the best!
- All the best for your birthday!
「Have a ~」でも様々な表現を作れます。
- Have a great birthday!(素晴らしい誕生日を!)
- Have a wonderful day with your family and friends!(家族、友人と素晴らしい一日を!)
「family(家族)」「friends(友人)」「your loved one/s(あなたの大切な人(たち))」もよく出てくるキーワードです。
「your loved one/s」は「恋人」も「家族」もひっくるめ、あなたにとっての全ての「大切な人(たち)」のことです。
「enjoy(楽しむ)」もお祝いメッセージにふさわしい単語です。
- Enjoy the very special day with your loved ones!(大切な人と特別な一日を楽しんでね!)
お祝いのメッセージには「health(健康)」「prosperity(発展、成功)」もよく使われる単語です。
- Enjoy good health!(健康であれ!)
遅れてもお祝いメッセージ
人の誕生日をついうっかり忘れてしまうというのはよくあることです。
しかし、日にちが過ぎてしまっても、メッセージを送らないよりは送ったほうがよいのです。
- Happy birthday! Better late than never?(誕生日おめでとう! 遅れてもないよりはマシ?)
「Better late than never」は、「遅れても何もしないよりはマシ」という意味の慣用句です。
遅ればせのメッセージを送るときはお祝いの言葉に「belated」を添えます。
「遅ればせながら」という意味の単語です。
- Happy belated birthday!(遅ればせですが、誕生日おめでとう!)
- Wishing you a happy belated birthday!(同上)
お祝いメッセージへのお礼
人からいただいたお祝いメッセージに、お返しするメッセージの例はこちらです。
ここではシンプルに「Thank you(ありがとう)」と返すのが基本です。
また、複数の相手にまとめてお礼をするなら「Thank you all(みんなありがとう)」といえばOKです。
- Thank you all for your birthday wishes.(誕生日のお祝いメッセージを送ってくれたみんな、ありがとう。)
- Thank you for your thoughts and prayers.(みんな、お祝いの言葉をありがとう。)
ここでいう「thoughts and prayers」は、誕生日のお祝いメッセージ(birthday wishes)を指しています。
メッセージそのものにありがとうという他にも、メッセージを送ることにかけてくれた時間と手間に対して感謝するというのもありです。
- I appreciate you in taking time to send me messages.(時間を割いてメッセージを送ってくれて、ありがとう。)
「I appreciate(感謝する)」の代わりに次のような表現で言い換えることも出来ます。
- So kind of you to have taken time to write messages.(メッセージを書く時間を取ってくれて本当にありがとう。)
「So kind of you」の部分は「So sweet of you 、So nice of you、So wonderful of you」など、嬉しさを表現する様々な言葉に変えて使うことが出来ます。
さて、時には思いがけない人からお祝いメッセージが届いて感激することもあります。
それを伝える際に有効な、びっくりした様子を表すフレーズ「What a surprise!」は、直訳すると「何て驚きだろう!」となります。
- What a surprise! Thanks a lot!!(思いがけなくて嬉しいです! どうもありがとう!!)
同じように「What a +名詞」で、様々な感嘆を示す表現が作れます。
- What a wonderful gift!(何て素敵なギフトでしょう!=素敵なギフトですね!)
- What a coincidence we were born on the same day!(私たちは同じ日に生まれたなんて、何て偶然でしょう!=すごい偶然ですね!)
まとめ
以上、今回は、誕生日に贈りたい「英語のお祝いフレーズ」をご紹介しました。
お祝いを伝えるメッセージは、「Hope」「Wish」または「May」を使うという基本構造に、どのような言葉をのせるかで個性を出すことが出来ます。
普段から「楽しさ」「嬉しさ」「幸せ」など、ポジティブな感情を表現する英語の語彙を増やしておくと役立ちますよ!
投稿者プロフィール
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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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