携帯電話は今や、財布と同様あるいはそれ以上に大切なモノになりました。

筆者の住む東アフリカ・タンザニアでも携帯電話は欠かせません。

当地では「M-pesa(エムペサ)」で知られるモバイルマネーシステムが発展しているため、携帯電話を持つことは暮らしに直結して重要なものとなっています。

大切な携帯電話はいつでも万全の状態で繋がるようにしておきたいですが、ときには「圏外」「充電切れ」などの発生も避けられません。

これらの状況は、英語ではどのようにいえばよいでしょうか。

この記事では、「携帯電話にまつわる英語表現」を集めてお送りします。

海外に行く予定がある方は必見です!

英語でいう「携帯電話」

「携帯電話」は英語では「mobile phone」または単に「mobile」、あるいは「cell phone」や「cell」といいます。

タンザニアでもどこでも、今や「phone=携帯電話」ですので、「phone」といえば携帯電話を意味するのが普通なほどです。

  • I need to buy a new phone.(携帯を買い換えないと。)
  • I left my phone at home.(家に携帯を忘れて来た。)

「固定電話」といいたいときは「landline」といいます。

「スマートフォン」はそのまま「smartphone」です。

  • Shall I call your mobile or landline?(あなたの携帯に電話すればいいですか、それとも固定電話の方にかけましょうか?)
  • I use a smartphone.(スマートフォンを使っています。)
  • What’s your phone number?(電話番号は何番ですか?)

「電話をかける」は「call」「make a (phone) call」、「電話を受ける」は「receive / get a (phone) call」などといいます。

  • I’ll call you later.(後で電話します。)
  • I want to make a phone call to the agent.(代理店に電話をかけたい。)
  • I got / received an international call from Japan.(日本から国際電話がかかって来た。)

携帯電話各社のうちどこのサービスを使っているかというのも、よくある質問です。

  • Which network do you use?(どこの携帯電話会社を使っていますか?)

英語でいう「携帯電話のメッセージ」

インターネットで送受信するのはEメールですが、携帯電話で送受信するメッセージは「SMS」または「text (message)」といいます。

  • Did you find my SMS / text?(私からのメッセージ見てくれた?)

「メッセージを送る」「send」を使うことも出来ますし、「text」自体を動詞にしてしまう手もあります。

  • I’ll send you a SMS / text.(メッセージ送ります。)
  • I’ll text you.(メッセージ送ります。)
  • Text me.(私にメッセージ送って。)

スマートフォンの場合、「Facebook messenger」「WhatsApp」などのアプリを使ったメッセージを送ることも出来ます。

こちらはSMSやtextと使い分けて「message」と呼びます。

  • Message me later.(後でメッセージください。)

「Txt me(Text me)」「Msg me(Message me)」と省略されることもあります。

英語で表す携帯電話関連の単語とフレーズ

ここからは、携帯電話を使う上で覚えておきたい単語とフレーズをご紹介していきます。

バッテリー、充電についての単語とフレーズ

  • battery(バッテリー)
  • charger(充電器)

一番多いバッテリートラブルは、外出先での充電切れです。

  • I forgot to charge my phone.(携帯の充電をし忘れた。)
  • My phone battery is about to die.(私の携帯のバッテリーが切れそうです。)
  • The battery is dead.(バッテリー切れです。)
  • My phone has run out of battery.(私の携帯はバッテリー切れです。)

「充電器」は「charger」です。

「charge the phone=携帯電話の充電をする」です。

  • Can I use your charger?(充電器を貸してもらえますか?)
  • Can I charge my phone here?(ここで充電していいですか?)

他にも様々なバッテリー本体のトラブルがあります。

  • My battery runs out too quickly.(バッテリーが長持ちしません。)
  • The battery doesn’t charge.(バッテリーが充電出来ません。)
  • I need to change the battery.(バッテリー交換が必要です。)
  • I got a new battery.(新しいバッテリーを手に入れました。)

画面とキーについての単語とフレーズ

  • keypad(キーパッド)
  • (touch) screen(タッチスクリーン、タッチ画面)

キーパッドは、タッチパネルではない従来のボタン式の入力パネルです。

タッチスクリーンはスマートフォンの画面です。

携帯電話の話をしていると分かっている状況では「screen」というだけでも通じます。

  • The keypad is locked.(キーパッドが使えません、反応しません。)
  • The keypad is broken.(キーパッドが壊れています。)
  • The screen doesn’t respond.(画面が反応しません。)
  • The screen got scratched / cracked.(画面に傷がついた/ヒビが入った。)
  • I need to replace the touch screen.(画面の交換が必要です。)

「replace=交換」

  • Where can I have the replacement?(交換はどこで出来るでしょうか?)

シムカードについての単語とフレーズ

SIM card(シムカード)

  • My phone is SIM free.(私の携帯はシムフリーです。)

「SIM free phone(シムフリー携帯)」なら回線業者を問わないので、どこでも使えます。

  • My phone can carry two SIM cards.(私の携帯はSIMカードを2枚使えます。)
  • My phone is a dual SIM phone.(私の携帯はシムカードが2枚入るタイプです。)
  • Insert another SIM card into my phone.(自分の携帯に別のSIMカードを挿入する。)

「insert=挿入する」

  • The SIM card is not recognised.(シムカードが認識されない。)

接続状況についての単語とフレーズ

「回線の接続状況」「reception」といいます。

  • The reception is very good around here.(この辺りは電波状況がすごくよい。)
  • The reception is not good around here.(この辺りは電波状況がよくない。)

「圏外」は次のようにいいます。

  • This area is out of range.(このエリアは圏外です。)
  • This area is out of service.(同上)

連絡が取れない理由は2つあります。

「通話中」「busy」といいます。

時間を置いて掛け直せば繋がるでしょう。

電源が切れているか、圏外にあるために繋がらない場合というは「not reachable」という言い方をします。

「reachable=繋がる」です。

  • His phone is busy.(彼の携帯は通話中です。)
  • Your phone hadn’t been reachable all day.(あなたの携帯、一日中電話が繋がりませんでしたよ。)
  • Sorry, my location today was out of the service.(すみません、今日はずっと圏外にいました。)
  • He doesn’t answer the phone.(彼は電話に出ません。)

携帯電話は、電話が途中で切れてしまうこともあります。

  • Sorry,  I got cut off while you were talking. Can you repeat it again?
    (すみません、話してる途中で電話が切れてしまいました。もう一度繰り返してもらえますか?)
  • Hello! I can’t hear you again.(もしもし、また聞こえません。)
  • Do you hear my voice?(私の声は聞こえますか?)
  • Not really.(いいえ、あまり聞こえません。)
  • Let me call you back now.(今、こちらから掛け直します。)

2つの支払方法「プリペイド」と「ポストペイド」

日本のようにサービスを利用してから、後で使った分の料金が請求されるタイプの支払い方法を「ポストペイド(post paid)」といいます。

この場合の「post」は「郵便」とは関係なく、漢字の「後」にあたる意味の言葉です。

文字通り「後払い」です。

  • The phone bill went too high this month.(今月の電話料金はずいぶん高い。)

一方、前払い方式を「prepaid」といいます。

「pre」とは「前」の意味です。

  • I use prepaid phone.(プリペイド式の携帯を使っています。)

タンザニアでは、個人契約の電話はプリペイド式が基本です。

プリペイド式の場合、適宜料金を追加してある程度の残高をキープしておかなければなりません。

料金を追加することを英語で「recharge」または「top up」といいます。

タンザニアでは現金でプリペイドカードを買うか、モバイルマネーで直接リチャージします。

  • Recharge / Top up 10,000 shillings into my phone.(自分の携帯に1万シリング分、料金を追加する。)
  • Check balance(残高をチェックする。)
  • My current balance is 10,000 shillings.(現在の残高は1万シリングです。)

携帯電話紛失・盗難を英語で連絡

携帯電話の「紛失」は「lost」盗難は「stolen」です。

  • My phone got lost / stolen.(携帯を紛失しました/携帯の盗難に遭いました。)
  • Can you stop the service immediately, please?(すぐに回線を止めてもらえますか?)
  • My number is XXXX-XXXX.(私の携帯電話番号はXXXX-XXXXです。)

まとめ

以上、暮らしに欠かせない携帯電話に関する英語表現をご紹介しました。

英語では「携帯電話」を表す言葉が複数ありましたね。

地域によって「よく使われている言い方」というのはありますが、どれを使っても通じると思います。

実際に海外で携帯電話を使う立場になったら、知っておきたいのは機能に関するフレーズです。

記事ではいろいろな利用状況を想定したフレーズをご紹介していますので、携帯電話を使うときの参考にしてください。

投稿者プロフィール

西東 たまき
西東 たまき
2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。