海外で生活すると、現地のスーパーなどで買い物をしなければいけません

旅行の時にもスーパーで買い物をしなければならない時がおとずれるかもしれません。

その時に、スムーズに英語で必要な情報を得て、欲しいものが手に入ると安心です。

しかし、英語ができないと欲しいものがいつまでたっても見つからなかったり、ものを間違って買ってしまうということも起きます。

 

この記事では、海外のスーパーやお店で買物をするときの基本英会話と、よく見かける表示・用語などをご紹介します。

 

ここに書いてある英語のフレーズや表記を覚えれば、海外の大きなスーパーでも欲しいもの、正しいものを見つけ出して買うことができます

是非、覚えて実践しましょう。

基本のお訊ねフレーズ

ところでまずスーパーマーケットという言葉、私たちは日本語で「スーパー」と呼びますが、英語では「スーパーマーケット/supermarket」としっかり呼ばなければ通じないことを忘れないでくださいね。

大型スーパーではどこに何があるのか、慣れるまでは探すのに苦労することがあります。

店員さんに場所を訊ねると○番通路にありますよと言わるかもしれません。

スーパーの通路を英語でaisleといいます。

飛行機などの通路も同じくaisleです。

この単語は、Sを発音せずに読むことに注意してください

  • Excuse me, where can I find ○○?(○○はどこにありますか?)
  • I’m looking for ○○.(○○を探しているのですが。)
  • Do you have / carry ○○?(○○はありますか?)

お店に○○を置いてますか?と訊くときにcarryという単語が使われたりもするのです。

  • I saw it before / last time but I can’t find it today.(以前/前回はあったのですが、今回は見当たりませんね。)
  • Will it be available again?(入荷の予定はありますか?)
  • When will it be available?(入荷の見込みは、いつ頃ですか?)
  • Do you have a smaller / larger package of this?(この商品の小サイズ/大サイズはありますか?)

なお、買物カートはshopping cartまたはtrolleyといいます。

売り場の名前、英語では?

売り場のことをsectionといいます。

  • produce / vegetable section(野菜売り場)
  • dairy section(乳製品売り場)
  • meat section(精肉売り場)
  • seafood section(鮮魚売り場)
  • frozen food section(冷凍食品売り場)
  • canned food section(缶詰売り場)
  • bakery section(パン売り場)
  • liquor / wine section(酒類/ワイン売り場)

外国のお店には、日本では見慣れない珍しい食品も見つかるものです。

以下のように質問してみましょう。

  • What is this?(これは何ですか?)
  • How can I use it?(どのように使えばよいのですか?)
  • How shall I store them?(どのように保管すればよいですか?)
  • May I try some?(試食出来ますか?)

量り売り(Sell by Weight)を利用してみるのもよいでしょう。

欲しい食材が必要な量だけ、新鮮なうちに食べきれる量だけ買えるのが魅力です。

見慣れない食材も少量で試してみることも出来ますね。

「USD ○ per 100g」(100g当たり○米ドル)といった値段表示になっており、必要な分を袋に取り分けて計量してもらうと、値段のシールを貼ってくれます。

食品ラベルに見られる英語表示

モノを買うときは、ラベル表示もきちんと確認しておきたいです。

ここでは、食品のラベルで見られる英語表示を製品情報、アレルギー表示、賞味期限などに分けて解説していきます。

製品情報

海外では見慣れないモノや食品もたくさんあります。

どんなものなのか分からないとき、重要な手がかりになるのはこれらの製品情報です。

  • Country of origin(原産国)
  • Manufactured by / Produced by(製造者)
  • Ingredients(原材料名)
  • Directions(使用方法)
  • Net weight(内容量)
  • Drained weight(固形量)
  • Nutrition facts / information(栄養成分表示)
  • No artificial colours / flavours / preservatives(合成着色料/香料/保存料不使用)

アレルギー表示

食物アレルギーがあるなら、必ず確認しなければなりません。

主なallergy information(アレルギー表示)には次のようなものがあります。

  • This product contains ○○.(この製品には○○が含まれています。)
  • May contain traces of ○○.(本製品の製造ラインでは、○○を使用した製品も製造しています。)

保存方法について

保存方法については以下のような表現があります。

  • Keep out of the reach of children.(小さな子供の手の届かないところで保存してください。)
  • Store below ○(○度以下で保存してください。)
  • Store in a cool dry place.(直射日光を避け、風通しのよい場所で保存してください。)
  • Keep away from direct heat and sunlight.(高温・直射日光をさけて保存してください。)
  • Keep refrigerated.(要冷蔵)

After opening(開封後は)と書かれている場合もあります。

ビンのふたの真ん中が凹んでいるものをセーフティボタンと呼びます。

内圧を下げることによって凹ませてあり、未開封であることが一目で分かるようになっている仕組みのフタです。

英語では、フタの上に次のような表記がされています。

  • Safety Button / Security Lid: button in centre pops up when seal is broken.(フタの真ん中が膨んでいるものは、開封済みです。)

賞味期限・消費期限は英語で

音が似ていることもあって日本語では混乱を招きやすい用語が「消費期限」と「賞味期限」。

食べてしまわなければならない(=消費する)期限が消費期限、おいしく食べられる(=賞味出来る)期限を示すのが賞味期限ですよね。

どこに期限が書いてあるかが、次のような表示で案内されていたりします。

  • See top / cap / lid / side of package.(製品上部/キャップ/フタ/脇に記載。)

賞味期限はBest-by dateやBest-before dateなどといい、この日付までに食べてしまうのがベストですよという表現になっています。

つまり、この日を過ぎても食べられなくなるわけではありません。

実際の商品表示は次のようになっていることでしょう。

  • Best Before+日付

略してB.B.+日付で表示されている場合もあります。

以下のような表記も賞味期限にあたります。

  • Best if used by+日付

消費期限は、expiration date、expiry date、use-by dateなどといいます。

表示は次のようになっています。

  • Expiry Date+日付
  • Use Before+日付

MFD : 01/11/2017 EXP : 01/11/2018というような簡易表示になっていることもあります。

MFDはManufactured(製造日)EXPはExpiration(消費期限)を略したものです。

90 days after date of manufacture(製造から90日)という記載も見られます。

なお、Sell-by dateという表示があったら、それは売り手側に対して推奨される「販売期限」のことです。

英語の値下げ表示

売り場で、「Buy 1 get 1 free」または「Buy 2 get 1 free」などという表示を見かけることがあります。

何だか分かりますか? 前者は「1つ買うと、もう1つ無料」で、つまり半額セール、後者は「2つ買うと、もう1つ無料」つまり2つ分の値段で3つ買えるという意味です。

その他にも、以下のような英語の値下げ表示があります。

  • Clearance(クリアランスセール)
  • Special offer(特別割引)
  • New arrival(新商品)
  • Sold out / Out of stock(売り切れ)

支払い

レジのことをcheckout (counter)やcashier などといいます。

レジを探す時のの英語フレーズや支払い時にするかもしれない英語フレーズは以下のようになります。

  • Where’s the checkout (counter) / cashier?(レジはどこですか?)
  • Where can I make payment?(お支払いはどこで出来ますか?)
  • I didn’t buy this / that.(それは、私が買ったものではありません。)
  • The price is different from the price tug on the shelf.(棚に表示されている値段と違っていますが。)
  • Can I add / cancel this item?(この品物を追加/キャンセル出来ますか?)

レジ袋は要りません

レジ袋のことをplastic bagといいます。

環境保護や資源節約の観点から、日本でも「マイバッグ」を持参するとポイントを付与したり、割引してくれるお店が増えていますよね。

海外では、サイズ別に一枚いくらと有料のところが多いです。

  • I don’t need plastic bags.(レジ袋は要りません。)
  • I have my own shopping bag.(「マイバッグ」を持っています。)
  • Could I have a plastic bag?(レジ袋いただけますか?)

大物買いで荷物が多いときはこんな表現も使えます。

  • Could you help me to take the purchase to my car?(買ったものを車まで運ぶのを手伝っていただけますか?)

不良品のクレーム

買ったものを開封してみたら不良品だったということもあります。

レシートを提示して、交換または返品を依頼しましょう。

気付いた時点で即電話一本入れて、担当者の名前を聞いておくようにします。

日が経つほど対応してもらうのが難しくなってしまいます

  • The meat I bought is stale.(買った肉は鮮度が悪いです。)
  • The milk I bought was spoiled.(購入した牛乳が腐っていました。)
  • The biscuit I bought has become rancid.(買ったビスケットは酸化した臭いがします。)
  • ○○ I bought is expired.(購入した○○は期限切れでした。)
  • The package / cap / lid is not sealed well.(包装/キャップが/フタがきちんと閉まっていませんでした。)
  • The item I purchased was broken.(購入した品物が壊れていました。)
  • I have the receipt.(レシートはあります。)
  • I’d like to request exchange / refund.(交換/返金お願いします。)
  • Can I bring it tomorrow / weekend?(お持ちするのは明日/週末でいいですか?)
  • May I have your name?(お名前をお伺い出来ますか?)

まとめ

以上が、海外のスーパーで買い物をするための基本英語フレーズ、と商品情報の英語表記の解説です。

ここで、様々な英会話フレーズや表記を紹介しました。

これらをしっかり覚えて是非実際に現地のスーパーなどで使って見てください。

欲しいものがいち早く見つかり買うことができます

また、英会話の練習のにもなるので是非使ってみてください。

投稿者プロフィール

西東 たまき
西東 たまき
2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。