野菜や果物など、身近なものの名前も英語で少しずつ覚えて行きたいですね。
野菜は日本語で呼ぶものも多いですが、果物は「ピーチ」や「ストロベリー」などカタカナの名前も普及しているので、すでに知っている英語は多いと思います。
今回の記事では、果物の名前を英語でご紹介していきます。
トロピカルフルーツはほとんどが英語がそのままカタカナになっているので、項を分けて挙げています。
そちらはスペルの確認に使ってください。
果物の味の表現方法や部位名前などにも触れていますので、合わせてチェックしてみてください!
「完熟・未熟」英語で表す果物の状態
英語で果物などが熟した状態を表すには、「ripe」や「mature」を使います。
- Ripe bananas(熟したバナナ)
- Mature melon(熟したメロン)
- Mangoes are at their best when they are fully ripe.(マンゴーは完熟したときが最高に美味しいです。)
大きさなどが十分に育ったものについては「full-grown(しっかり育った)」という表現もよいでしょう。
- Two full-grown chestnuts in a cupule.(イガの中に入っている大きくて丸々した栗2つ。)
丸い果物が丸く豊かに育った状態を「plump」という単語で表現出来ます。
- Plump and flavourful apricots.(ふっくら真ん丸で香り豊かなアンズ。)
果汁が多く「ジューシーな」という表現は「juicy」や「succulent」といった単語を使います。
「succulent」は水気が多い状態を表す言葉です。
水分を蓄えた多肉植物は、英語で「succulent plant」といいます。
- succulent star fruits(みずみずしいスターフルーツ)
柑橘類などのピリッとした香りは「tangy」という単語で表現します。
- tangy oranges(香り高いオレンジ)
「皮を剥く」は「peel」を使います。
- Peeled apples.(皮を剥いたリンゴ)
- Peel the banana skin and squeeze lemon juice over it.(バナナの皮を剥き、上からレモンジュースを絞る。)
英語で表す果物の名前
ここからは、いろいろな果物の名前を英語で確認していきます。
- リンゴ:apple
「リンゴの芯」は「core(芯、中心)」といいます。
「core」は「芯を取り除く」という意味の動詞でもあるので「芯を取る」は「core an apple」、または普通に「take out the core」などといいます。
- ナシ:pear
ナシを英語で「ペア」ということを知っている人は多いと思いますが、「pair(ペア、ひと組)」とはスペルが違っています。
- イチゴ:strawberry
「blueberry(ブルーベリー)」「raspberry(キイチゴ、ラズベリー)」「blackberry(ブラックベリー)」「cranberry(クランベリー)」「mulberry(クワの実)」など、「berry」が付く果物をまとめて「berries」といいます。
- ミカン:tangerine orange / Satsuma orange / Satsuma mandarin
種がない(seedless)上、手で簡単に皮が剥ける(easy to peel with hands)ので食べやすいのが日本のミカンの特長です。
- オレンジ:orange
「柑橘類」を英語で「citrus(シトラス)」といいます。
オレンジの汁などを「絞る」というには「squeeze」という動詞を使います。
- グレープフルーツ:grapefruit
リンゴや柑橘類などの種は「pip」といいます。
英語では、果物の種類のよって種の呼び名が変わります。
- レモン:lemon
レモンの皮は「skin」の代わりに「rind」とも呼ばれます。
レモンやライムの皮はピリッとした香りがあるので、すりおろしてお菓子に使われることもあります。
その場合は「lemon zest」といいます。
「zest」とは、さわやかな香りなどで「風味やアクセントを添えるもの」のことです。
- ライム:lime
- キンカン:kumquat
「金柑」の音をそのままアルファベットに置き換えた形になっています。
- モモ:peach
「peachy」は「モモのような」ということですが、「attractive(魅力的な)」という意味もあります。
- アンズ:apricot
「干しアンズ」は「dried apricot」です。
アンズやモモなどの種は英語で「stone」といいます。
「石」と同じスペルです。
- ネクタリン:nectarine
モモに似ていますが、桃のように「furry skin(産毛が生えたような皮)」ではなく、滑らかな皮(smooth skin)を持っています。
- さくらんぼ:cherry
さくらんぼの「軸(stem)」を舌先で結べる人がいますよね。
英語でいうと「tie a knot with a cherry stem with the tongue(舌でさくらんぼの軸を結ぶ)」です。
「tie a knot」で「結び目を作る」です。
- ブドウ:grape
ブドウは「房」という単位で数えます。
英語では「a bunch of grapes(1房のブドウ)」です。
干したものは「raisin(レーズン)」や「sultana(サルタナ)」と呼ばれます。
「種なしブドウ」は「seedless grapes」です。
- メロン:melon
色も大きさも様々な種類がある果物です。
「ハネデューメロン」という種類がありますが、「honeydew」は文字通り「甘露(ハチミツのような甘い露)」を意味する英語です。
- スイカ:watermelon
英語では果物によって「種」の呼び方が違うため、ここまでに「stone」「pip」を挙がりましたが、スイカの種は「seed」です。
スイカにも「種無し(seedless)」の種類(variety)がありますね。
- カキ:persimmon
干し柿は「dried persimmon」です。
- イチジク:fig
「シャリシャリ」した食感の果肉を「glassy(ガラスのような) flesh」と形容することも出来ます。
「flesh」とは「果肉」のことです。
- ザクロ:pomegranate
- ビワ:loquat
英語で確認「トロピカルフルーツの名前」
- バナナ:banana
バナナはカリウムが豊富な果物として知られています。
「カリウム」はカタカナですが、英語では「potassium」といいます。
- パイナップル:pineapple
「パイン(pine)」は「松」のことです。
確かに、松ぼっくりのような見た目をしていますね。
チクチクした皮は「spiky(スパイクのように尖った)」という表現が出来ます。
- マンゴー:mango
日本でもマンゴーを栽培している地域があるし、スーパーでも気軽に買える人気のトロピカルフルーツです。
筆者の住む東アフリカのタンザニアでは、マンゴーの旬は日本の初頭から春先までの数ヶ月にあたります。
様々な種類のマンゴーが順番に盛りを迎えていくので、数ヶ月かけて食べ比べが楽しめます。
- パパイヤ:papaya
イギリス英語圏では「pawpaw」ともいいます。
マンゴーに比べ、一般に淡白な味わいの果物ですが、完熟したものは素晴らしい美味しさになります。
- キウィフルーツ:kiwi fruit
産毛のような毛が生えた皮は「hairy skin」と表現出来ます。
- グアバ:guava
香り高い果物です。
日本では生で見かけることはまずありませんが、グアバフレーバーのお菓子や飲み物がたくさん出回っているので、その甘い香りはお分かりでしょう。
- パッションフルーツ:passion fruit
これもまたさわやかな香り高い果物です。
熟したものは甘さと酸味のバランスがよくて美味です。
「passion」の名前は「情熱」を意味するパッションではなく、「キリストの受難(The Passion of the Christ)」から来ています。
- アボカド:avocado
アボカド、モモ、アンズのように果肉中央にある大きな種は「stone」といいます。
「種=seed」とは限りません。
- デーツ、ナツメヤシの実:date
イスラム教徒が断食をする「ラマダン」の時期、中東やアフリカではデーツは欠かせない果物です。
普通、セミドライフルーツの状態で食べます。
甘さと食感は干し柿に似ています。
- マンゴスチン:mangosteen
- スターフルーツ:star fruit
東南アジアの国々でよく見られる果物です。
横に切ると切り口が星型になるので「スターフルーツ」という呼び名は納得ですね。
- ドラゴンフルーツ:dragon fruit
原産国は中米だそうですが、タイなどの東南アジアでよく見られます。
見た目のインパクトが強いこの果物は、サボテン(cactus)の仲間です。
- ジャックフルーツ:jackfruit
香りに誘われるほど、甘い香りが特長のジャックフルーツは、大人が一抱えするほど巨大なサイズになります。
果肉を厚い皮から取り出して、食べられる状態に処理するのは一仕事です。
- ライチ:lychee
- ロンガン:longan
「龍眼(ロンガン)」です。
見た目は違いますが、味や食感はライチに似ています。
- ランブータン:rambutan
ランブータンの見た目はとても個性的ですが、ライチ、ロンガンと同じ仲間の果物なので、味と風味はどれもよく似ています。
タンザニアの言葉・スワヒリ語では「shoki shoki (ショキショキ)」といいます。
可愛らしい音ですよね。
- ココナツ:coconut
ココナツの実を丸ごと抱えて、中心部を満たしている水分を飲んでいる映像をテレビなどで見たことがあるかもしれませんね。
コクのある真っ白い果肉はそのままでも食べられますし、それを絞ればココナツミルクやココナツオイルが出来上がります。
木の幹は、ユニークな木目の家具や雑貨になります。
ずっしり重量のある木材です。
まとめ
以上、今回は英語で果物の名前を挙げてみました。
トロピカルフルーツはカタカナで呼んでいるそのままの呼び名ですが、日本語で呼んでいる果物の名前は英語名を別途覚えなければなりません。
カタカナ語ですでに馴染みの多い名前も多かったし、ザクロやイチジクなど、なかなか耳にしない言葉もありましたね。
投稿者プロフィール
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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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