トマト、ポテト、オニオンなど、野菜の名前は英語でも結構知ってると思うかもしれませんが白菜、ネギ、大根となるといかがでしょうか?

また中には、カタカナだから英語の名前かと思いきや、実は違っていたなんてものまであります。

身近過ぎて、英語学習ではつい野菜に関する英単語は後回しにされがちです。

しかし、海外で生活していくうえでは、この後回しにしがちな英単語も覚えておく必要があります

そこでこの記事では、海外生活に必須の野菜に関する英単語を64個ご紹介します。

この機会に是非チェックして覚えておきましょう。

「根菜」「イモ類」英語で言ってみよう!

 

英語で野菜を「vegetable」というのは多くの人が知っていると思いますが、野菜にも「根菜」や「葉菜、葉物野菜」などの種別がありますよね。

英語では次のようにいいます。

  • leaves / leafy vegetables / greens(ホウレンソウなどの葉菜)

上記のように、葉物野菜には複数の呼び名があります。

  • roots(ニンジン、大根、カブなどの根菜類)
  • tubers(イモ類)
  • bulbs(タマネギやニンニクなど、球根の部分にあたるもの)
  • flowers(カリフラワー、ブロッコリーなどの花野菜)
  • stems(アスパラガスなどの茎野菜)
  • legume / beans / peas(豆類)
  • seeds(モヤシやアルファルファなどの発芽野菜)
  • fungi / mushrooms(キノコ類)

「fungi」とは「カビ」のことです。

キノコは菌(fungus)から出来ていますよね。

「fungus」の複数形が「fungi」です。

「vegetable」は、「veg」または「veggie」と略すこともあります。

日本語で呼んでいる野菜の英語名

普段、カタカナではなく日本語で呼んでいる野菜たちは英語だと、どんな名前になるでしょうか。

葉野菜

  • ネギ:leek

日本のネギと全く同じではありませんが、近い野菜が「leek」です。

ネギの代用になります。

  • ニラ:garlic chive
  • ワケギ:scallion / green onion
  • 白菜:Chinese cabbage

丸ごとの白菜やキャベツは英語で「2 heads of Chinese cabbages(白菜丸ごと2個)」のように、「head」という単位を使って数えます。

  • ホウレンソウ:spinach

小さな葉は「baby spinach」といって、火を通さずにそのままサラダに使われます。

ホウレンソウと全く同じものでなくても「青菜」という感じで「spinach」という単語が使われていることもあります。

  • フダンソウ:chard

根菜

  • 大根:daikon radish

ダイコンは、もはやそのまま英語になって使われていたりします。

  • カブ:turnip
  • ニンジン:carrot
  • タマネギ:onion

タマネギが大きく育たないうちに、葉の部分を食べる野菜を「spring onion」といいます。

  • ニンニク:garlic

丸ごとのニンニクは「a bulb of garlic」のように、「bulb」という単位を使って数えます。

ニンニクの可食部は「球根(bulb)」の部位にあたりますよね。

また「bulb」には「電球」の意味もあります。

なお、バラバラの状態のニンニクを数えるときの単位「片」は、「a clove of garlic」というように「clove」という単位を使います。

  • ショウガ:ginger / ginger root
  • タケノコ:bamboo shoot

「shoot」「芽」のことです。

タケノコは生えてきたばかりの芽の部分を食べますね。

  • ゴボウ:burdock

イモ類

  • ジャガイモ:potato
  • サツマイモ:sweet potato
  • サトイモ:taro

その他の野菜

  • キュウリ:cucumber
  • ナス:eggplant / aubergine

イギリス英語では「aubergine」となります。

  • トウモロコシ:corn / maize

トウモロコシを数えるときの単位は「2 ears of corn(トウモロコシ2本)」のように、「ear」を使います。

粒は「kernel」です。

  • カボチャ:pumpkin / squash

日本語では「カボチャ」で済んでしまいますが、英語では「pumpkin」「squash」に分かれます。

ハロウィーンのカボチャのように丸いものは「pumpkin」です。

  • ニガウリ:bitter gourd

「gourd」は、ヒョウタンやウリを意味します。

  • モヤシ:bean sprout

「sprout」「芽」のことです。

  • 芽キャベツ:Brussels sprout

キノコ類

  • シイタケ:shiitake mushroom

シイタケもまた、日本語がそのまま英語で使われている例です。

  • エノキ:enoki mushroom

こちらも同様に、このまま英語の中で使われています。

  • マイタケ:maitake mushroom

マイタケもそのまま英語になっています。

豆類

  • サヤインゲン:green beans ​
  • ソラマメ:broad bean

ソラマメと唐辛子を主な材料とする中華料理の調味料「豆板醤(トウバンジャン)」は、英語では「broad bean chili paste」と表現されます。

  • 大豆:soy bean

醤油は英語で「soy sauce」と呼ばれます。

枝豆は「young soy beans」のことですが、そのまま「edamame」という名前で流通しています。

  • 緑豆:mung / mung beans

一般的なモヤシは緑豆を発芽させた物です。

インド料理などでは豆を食べます。

小さな真ん丸の緑色の豆です。

  • 小豆(アズキ):azuki red bean

あんこやお汁粉の材料であるアズキは、海外でもそのまま「azuki」の名前で呼ばれています。

  • インゲン豆、金時豆:kidney bean

日本ではよく煮豆にして食べる赤い豆です。

「kidney(腎臓)」の形をしていることからこの名前が付いています。

  • ヒヨコ豆:chick pea / garbanzo

形がヒヨコに似ていることから「ヒヨコ豆」と呼ばれています。

英語でもそのまま「chick pea(ヒヨコ、豆)」です。

「garbanzo(ガルバンゾー)」ともいわれますが、これはスペイン語です。

それは英語?カタカナの野菜名

ここでは、カタカナで呼んでいる野菜の名前を挙げます。

中には、実は英語ではないというものもありますよ。

葉野菜

  • キャベツ:cabbage

「紫キャベツ」は「purple(紫)」ではなく「red cabbage(赤キャベツ)」といいます。

  • ケール:kale

ゴワゴワしたキャベツのようなケールは「青汁」の材料としても知られていますね。

ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富です。

  • レタス:lettuce
  • クレソン:cress / watercress

「クレソン(cresson)」はフランス語です。

  • パクチー:cilantro / coriander

日本では「パクチー」で通っていますが、これはタイ語です。

英語では「cilantro」「coriander」と呼びます。

種は「coriander seed」といって、スパイスとしてカレーの材料などに使われます。

「cilantro」はスペイン語です。

  • ルッコラ:arugula / rocket

ゴマの風味が美味しいサラダ野菜「ルッコラ(rucola)」は、イタリア語から来ている名前です。

英語では「arugula」「rocket」といいます。

  • パセリ:parsley

「イタリアンパセリ」「Italian parsley」または「flat-leaf parsley」といいます。

葉が平ら(flat)ですよね。

根菜

  • ビーツ:beet / beetroot

見た目は赤黒い色のカブに見えますが、大変かたい野菜です。

とても甘みが強く、柔らかく火を通してサラダやシチューに使われます。

その他の野菜

  • オクラ:okra / lady’s finger

オクラはなぜか「lady’s finger(レディーの指)」とも呼ばれます。

  • ズッキーニ:zucchini / courgette

「ズッキーニ」はイタリア語です。

イギリス英語では「courgette」とも呼ばれます。

  • バターナッツカボチャ:butternut squash

日本語で「カボチャ」といえども、英語では「butternut pumpkin」とはいわず「squash」です。

  • ピーマン:bell pepper / capsicum

黄色や赤色のものは「paprika」とも呼ばれます。

  • トマト:tomato

日本ではトマトはサラダとして生で食べることが多いですが、外国では煮て使うことも多いです。

  • ミニトマト:cherry tomato

「mini(ミニ)」ではなく「cherry(サクランボ)」です。

  • セロリ:celery
  • ブロッコリー:broccoli

ブロッコリーもカリフラワーも、日本では茹でてから使うのが一般的だと思いますが、アメリカではどちらも生でも食べます。

  • カリフラワー:cauliflower
  • グリーンピース:green peas ​

グリーンピースはサヤから出して、中身を食べます。

「サヤ」は英語で「pod」といいます。

  • スナップエンドウ:snap peas

キノコ類

  • レンズマメ:lentil ​

通常、半割りになっていてレンズのように見えるところから「レンズ」の名前が来ています。

インド料理でよく使われる豆です。

豆類

  • マッシュルーム:mushroom

日本でよく見かけるのは真っ白いものですが、「brown mushroom」というのもあります。

まとめ

以上、海外生活で必須の野菜に関する英単語を64個ご紹介しました。

日本語で呼んでいる野菜は英語では何というのか知っておきたいですし、カタカナ語だからって英語でそのまま通じるとは限らないものも複数ありましたね。

また、ダイコン、シイタケなど、日本語の名前がそのまま外国でも使われているという例も複数ありました。

野菜の英語名を知っておくと、海外のレストランでメニューを見るときや買い物をする時に非常に便利です

是非覚えておきましょう。

投稿者プロフィール

西東 たまき
西東 たまき
2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。