日本人が海外へホームステイに行くだけでなく、海外からホームステイを受け入れる家庭も増えています

外国人を家族として自宅に迎える刺激と新鮮さに、リピートする家庭も多いです。

ホームステイを受け入れてみたいけど英語が・・・と思っているなら心配いりません

 

ここでは、そんな人たちのために、ホームステイ受け入れのときに「最低限知っておきたい英会話」を、キーワード別にお伝えします。

ホームステイ受け入れをすることになったら、この記事に書かれているフレーズをすぐに練習しましょう!

ホームステイ受け入れの「カギ」とは?

ホームステイ受け入れの楽しみは、文化・習慣の違いを自分の日常生活の中で体験出来ることです。

海外から人を迎えるにあたって最高のおもてなしをしたいと、贅沢をしたり、普段しないようなことも特別にやってみようと考える人も多いかもしれません。

けれども来る方にとっては、本やインターネットでは知りえない「日本の普通の暮らし」を体験することが目的であり楽しみのはず。

「普段通りの生活」を知ってもらうことを大切にしましょう。

私たちにとっての「いつも通りの一日」も、相手にとっては「全てが初体験の刺激的な一日」なのですから。

受け入れ英会話のキーワード

言葉の分からない者同士、身振り手振りなどで工夫してコミュニケーションを取るのも楽しい経験になります。

しかしながら、しばらく生活するとなると、シンプルなことさえ通じないのは互いに結構消耗するものです。

「たとえ片言でも、大事なことは英語で意思疎通が出来ると休まる」と相手が思う気持ちは分かりますよね。

一緒に生活する上で、お互いのために最低限知っておきたい英会話キーワードをご紹介します。

紹介と説明のキーワード

「家族」としてしばらく一緒に過ごすことになるのです。

ホストファミリーメンバーの名前と関係を正確に伝えておくのは、今後のコミュニケーションのために重要です。

  • His / Her name is ○○.(彼/彼女の名前は○○です。)
  • She is my sister / aunt / mother / cousin ○○.(彼女は、私の姉妹/おば/母/いとこの○○です。)
  • He is my brother / uncle / father / cousin ○○.(彼は、私の兄弟/おじ/父/いとこの○○です。)

普段なら上記のように「He(彼は)」「She(彼女は)」と説明するところですが、「This is(こちらは)」を使えばもっと簡単に対応出来ます。

  • This is my friend ○○.(こちらは私の友人の○○です。)
  • This is our neighbour ○○.(こちらは我が家の隣人の○○です。)

家の中・家の外、私たちには見慣れたモノばかりでも、海外から来た人にとって、周囲は未知のモノに溢れています。

ホームステイ中、目の前にあるコレやアレが何なのかを説明すべき機会はたくさんあります。

分かるように説明するのは難しくても、それは何というものなのか伝えることは出来ますよね。

  • This is / That is ○○.(これは/あれは○○です。)
  • This / That is called ○○.(これ/あれは○○と呼ばれています。)
  • Do you know what it is?(これは何だか知っていますか?/分かりますか?)
  • Can you guess what it is?(これが何か当てられますか?)

ルールを伝えるキーワード

習慣・儀礼上すべきでないこと、危ないのでやってはいけないことなどは明確に伝えておかなければなりません。

「YES」「NO」の他にも、「You can(出来ます、やっていいですよ)」「You can’t / cannot(出来ません、やってはいけません)」はハッキリ伝えましょう。

  • You can / cannot take a picture.(写真を撮ってもよい/いけない。)
  • here / there(ここで、ここは/あそこで、あそこは)
  • You can touch / cannot touch.(触ってよい/いけない)
  • You can take / cannot take.(取ってよい/いけない)
  • You can go / cannot go.(行ってよい/いけない)
  • You can enter / cannot enter.(入ってよい/いけない)

「もしよければ」といいたいときに「If you like」も覚えておくと便利です。

食べ物説明のキーワード

健康に関わること、毎日のことですので、食べ物に関するやり取りは大事です。

私自身の経験でも、毎日「食べたいものは何か?」と訊いてくれたホストファミリーの心遣いは忘れられません。

  • What do you want to eat?(何を食べたいですか?)
  • Any dislikes?(嫌いなものは?)
  • Do you like ○○?(○○は好きですか?)
  • Let’s eat.(食べましょう、いただきましょう。)

どんな食べ物なのか、手を出す前に説明しておくと親切です。

  • This is spicy.(これは辛いです。)
  • This is raw.(これは生ものです。)
  • This is salty.(これはしょっぱいです。)
  • This is fermented.(これは発酵しています。)

例えば、豆腐、がんもどき、厚揚げ、油揚げなど、和食には大豆製品がいろいろありますが、見た目では大豆が原料とは分からないものばかりです。

何で出来ているのかが分かると、相手も手を出しやすくなりますよね。

  • This is made from soy.(これは大豆で出来ています。)
  • This is made from ○○.(これは○○で出来ています。)

移動時、活動時のキーワード

観光客向けでない場所、そこに暮らしている人でないと行かないような場所に案内してあげると、ホームステイに来た甲斐があると思ってもらえます。

一緒に外出するときや、家の中を案内するときに使えるフレーズが「This way(こちらへ)」です。

目新しいものが一杯ある出先では、周囲に気を取られているうちに迷子なんてことにならないようにこのフレーズで誘導しましょう。

  • Come this way.(こちらへ来てください。)
  • Please wait here.(ここで待っていてください。)
  • Wait a moment.(ちょっと待ってください。)
  • Let’s go (together).((一緒に)行きましょう。)
  • I will be here.(私はここにいます。)

教えたいこと、見せたいものなどもたくさんあります。

そんなとき「Can you come?(ちょっと来てもらえますか?)」も知っておくと助かるフレーズです。

「I’m coming!」という返答が来たら「今行きます!」という意味です。

逆に、自分が相手に呼ばれたときも「I’m coming(今行きますね)」と返しましょう。

日常作業を一緒にやってみよう!と誘うなら次のようなフレーズが役立ちます。

  • Can you help?(手伝ってくれる?)
  • Please help.(手伝ってください。)
  • Try this.(これをやってみて。)
  • Let’s try.(やってみましょう。)
  • First(まずは)
  • Second / next(次は)
  • Finally / Lastly(最後は、最後に)

先ほど「こちらへどうぞ」の意味で使ったフレーズ「This way」は、「こうですよ、こうやるのですよ」という意味もあるので、一緒に作業をするときに知っておくと便利です。

  • Look. This way.(見てごらん。こうやってやるんですよ。)
  • Listen.(聞いてごらん。)
  • Again / Once more.(もう一度。)

感情を伝えるキーワード

感情を豊かに表す外国人に比べ、概して日本人の感情は分かりにくいです。

こちらの感情がきちんと伝わらないと、相手は、自分は受け入れられているのかどうなのか不安を感じます。

いきなり感情豊かに話すのは無理でも、感情を伝える言葉は使うことが出来ますよね。

相手から感謝の言葉があったら言葉を発して受け止めましょう。

黙っていたら相手は気になります。

  • (You are) welcome.(どういたしまして。)
  • My pleasure.(どういたしまして。)
  • Anytime.(いつでもいいですよ。)
  • No problem.(大丈夫です。)
  • I’m happy.(私は嬉しいです。)
  • I’m sad.(私は悲しいです。)
  • I’m worried.(心配です。)
  • I like / I don’t like ○○.(○○が好きです/嫌いです。)
  • I want / I don’t want ○○.(○○が欲しいです/要らないです、イヤです。)

皆さん家族のことをとても大事にしています。

離れている相手の家族にも気配りしましょう。

  • How is your family?(ご家族は元気ですか?)
  • Say Hi from me / Say Hi to your family.(私からよろしくと伝えてください。)
  • Thank you.(どうもありがとう。)
  • (Please) come again.(また来てください。)
  • Good luck / Take care.(気を付けてね。)

まとめ

以上、初めてのホームステイの受け入れをこなすため、最低限知っておきたいキーワードとフレーズをご紹介しました。

初めての受け入れでも、英語が話せなくても、ここで紹介したフレーズを使えば、ホームステイの最初から最後までを楽しく無事にこなすことができます

言葉が分からなくても、大事なポイントでちょっとしたひと言があるとないでは大違いです。

毎日が新鮮だった滞在を終えて無事に送り出した後は、また次のホームステイ受け入れをしてみたいと思っているのでは?

次回はもっと英語を上達させて、日本文化なども説明出来るといいですね!

投稿者プロフィール

西東 たまき
西東 たまき
2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。