せっかく海外に行ったのなら、いろいろなことに挑戦してみたいと思いますよね。

電話一本、自宅で挑戦出来る「食べ物のデリバリー注文」に挑戦してみるのはいかがですか?

美味しそうなデリバリー広告を見かけたら取っておき、機会があったら是非電話してみましょう。

英語だと電話をかけるのについ尻込みしがちですが、デリバリー注文で使う英語フレーズは定番表現ばかりで手順も簡単です。

この記事では、実用的な海外で電話を使ってデリバリーを注文するときの英語フレーズをご紹介します。

英会話の腕試しに是非挑戦してみてください。

ちゃんと用件をこなせたら、ご褒美に美味しい食べ物が到着します!

デリバリー注文の電話をかける

電話が繋がったら「pickup(引き取り)」ではなく、「デリバリー」の注文をしたい旨を伝えます。

用件に入る前に「Hi」や「Hello」のひと言を忘れないようにしましょう。

次のようなフレーズで「デリバリー注文をお願いしたいのですが」と伝えます。

「オーダー(注文)する」というときの動詞は「place」「make」です。

  • Hi, I’d like to place an order for delivery, please.
  • Hi, I’d like to make an order for delivery, please.

「○○のデリバリーをお願い出来ますか?」という言い方も出来ます。

  • Hello, I’d like to order pizza for delivery.(ピザのデリバリーをお願いしたいのですが。)

筆者が住んでいる東アフリカ・タンザニアにも、ピザはもちろんのこと、他にも様々なフードデリバリーやケータリングサービスがありますよ!

食べたいものを伝える

あらかじめ注文するものと個数を決めておき、それを伝えます。

要望を伝えるときの基本フレーズは“I’d like (to have) ○○, please.”です。

  • I’d like to have two ○○ and one △△, please.(○○を2つと、△△を1つお願いします。)

メニューにサイズがある場合は、サイズも伝えましょう。

  • I’d like two large ‘Spicy chicken tikka’ and one medium ‘Philly cheese steak’.(スパイシーチキンティッカのLサイズ2枚、フィリ・チーズステーキのMサイズを1枚お願いします。)

「L」はlarge(大)、「M」はmedium(中)、「S」はsmall(小)の意味です。

一番人気のデリバリーメニュー・ピザを頼むときは、「クラスト(crust)」「トッピング(toppings)」などの指定もあります。

メニューを参考に希望を伝えてください。

ピザやサラダなど、苦手な具だけ取り除いてもらうという依頼も可能です。

  • Can you remove olives?(オリーブを抜いてもらえますか?)
  • Can I have it without cheese?(チーズ抜きでいただけますか?)

「remove」「取り除く」という意味です。

「without」「~なしで」というときに使う単語です。

特定のものがあるか聞きたいとき「Do you have ○○?(○○はありますか?)」と訊きいてみましょう。

“Do you have lasagne?”(ラザニアはありますか?)
“Yes, we have.”(ありますよ。)
“No, we don’t.”(ありません。)

タイミングによっては、希望するメニューが品切れまたは取り扱い中止といわれることもあります。

“Sorry, Mac’n cheese is finished for today.”(すみません。本日は、マカロニチーズは売り切れました。)
“OK, then could I have a Tomato penne?”(では、トマトペンネをいただけますか?)

注文が終わったら「That’s it(それで全てです)」と伝えて、注文を締めくくります。

他にも注文がないか確認してくるかもしれません。

“Anything else?”(他にご注文はありませんか?)
“Any desserts?”(デザートは?)
“Any beverages?”(飲み物はいかがですか?)

「飲み物」のことを「beverage」といいます。

「Any drinks?」とも訊かれるかもしれません。

必要なら“Yes, ○○, please.”(はい、○○をお願いします。)、不要であれば“No, it’s ok.”(いいえ、大丈夫です。)”No, thanks.”(結構です。)などと答えます。

せっかく届いたと思ったら別の品だったなんてことがないよう、注文の確認をしましょう。

スタッフが復唱してくれたら注意深く聞き、復唱がないようだったら復唱を依頼しましょう。

  • Could you repeat my order?(注文を繰り返してもらえますか?)
  • Pardon? Can you repeat it again?(何ですって? もう一度言ってもらえますか?)
  • That’s correct.(それでOKです。)

その他のやり取り

食べ物の注文が終わったら、次は先方からの質問に順番に答えていくことになります。

  • May I have your name?(お名前は?)
  • May I have your address?(住所は?)
  • May I have your phone number?(連絡先は?)

早く確実に届けてもらえるよう、近所に目印(landmark)があれば伝えるなど工夫しましょう。

合計金額は合っていますか?

注文点数が複数ある場合は特に気をつけて確認しておきたいところです。

海外では日本よりも請求間違いが多いです。

税金やサービス料なども、別途追加されているかもしれません。

  • Could you give me the breakdown?(内訳を教えてもらえますか?)
  • 内訳(breakdown)
  • 詳細(detail)

支払い方法(method of payment)を訊かれます。

  • Cash or (credit) card?(現金ですか、クレジットカードですか?)

到着したらスムーズに支払いが出来るように用意しておきましょう。

支払い時は15~20%程度のチップを上乗せして払うのがルールです。

到着までどのくらい待てばいいのか、心積もりもあるので是非訊いておきたいですね。

  • How long will you take to deliver?(デリバリーはどのくらいかかりますか?)

用件が全て終わったら、最後は「Thank you」「Bye」などの挨拶で通話を終えます。

イレギュラー対応

もし予定時間を過ぎても届く気配がない場合、黙って待っていることはありません。

問合せして状況を訊いてみましょう。

  • My order hasn’t arrived yet.(オーダーしたものがまだ届きません。)
  • My order was supposed to arrive 15 minutes ago.(注文したものは15分ほど前に届くはずでしたが。)
  • Could you check and call me back?(確認して折り返してもらえますか?)
  • What’s going on? / Any problems?(何かありましたか?)
  • It’s been two hours since the order was placed.(注文してからもう2時間経っていますよ。)
  • Can I cancel the order?(注文を取り消してもいいですか?)
  • The order has just arrived now. Thanks.(今届いたようです。失礼します。)

中身を開けてみたものの、注文と違う品が届いたときのクレームの例です。

  • I received a wrong order.(別の品が届きました。)
  • What I ordered was ○○ but △△ was delivered instead.(注文したのは○○でしたが、代わりに△△が届きました。)

まとめ

以上が、海外でデリバリーの注文を頼むとき電話で使う英語フレーズです。

最初は難しいそうに思えたかもしれませんが、メニューを見ながら欲しいものを伝え、あとは相手の質問に答えるというだけのやり取りです。

案外簡単で、拍子抜けするかもしれません。

あえて注意点を挙げるなら、相手に正しく聞き取ってもらえるよう早口にせずに、はっきりゆっくり話すことです。

一度デリバリー注文の経験をしておくと、次からは気軽に利用出来ますよ!

投稿者プロフィール

西東 たまき
西東 たまき
2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。