グローバル化と共に世界は狭くなる一方、そして英語の必要性は高くなる一方です。
日本を飛び出してビジネスする、世界を知るために旅行をするなど、人々はそれぞれの目標を抱えて英会話の習得に余念がありません。
日常生活では英語を使う機会がまずない日本で手っ取り早く英語を学ぼうとするなら、英会話教室やオンライン英会話などで、英語の先生につくのが近道です。
最初から発音に慣れてしまおうと、ネイティブの先生を選ぶ人もたくさんいます。
さて、ネイティブの先生につく場合、分からないことを「分かりません」と伝えるための英語フレーズは知っておく必要がありますね。
このように、英語を習うために教室に通うとはいえ、「最初に知っておかなければならないある程度の英語」というのがあります。
この記事では、英会話初心者のための英会話教室で英語を学ぶための英語」をご紹介しましょう。
もくじ
「分かりません」の英語を使い分ける
何を習うにしても、初心者に必須のフレーズ「分かりません」を英語でいうとしたら、「I don’t understand(分かりません)」あるいは、「I don’t know(知りません)」という言葉が思い付くことでしょう。
けれどよく考えてみると、分からない理由は説明が英語だからかもしれないし、発音が聞き取れなかったからかもしれません。
何が分からないのかが伝えられないと先生も困ります。
何がどう分からないのかを言い分けるフレーズを覚えましょう。
言っていることが分からない
理解出来ませんと訳される「I don’t understand」は、あなたの言っていることは分かるけど、「その意味や意図が分からない」というときに使うフレーズです。
けれども、I don’t understandにもう少しフレーズを付け加えれば、「言っていることが分からない」という意味にすることが出来ます。
英語で何ていっているのかが「分からない」という場合は次のように言います。
- I don’t understand what you say in English.(英語で何ていっているのか分かりません。)
- I don’t understand the word you just said.(今おっしゃった単語が分かりません。)
何度か訊けば分かるかもしれません。
次のように訊き直してみましょう。
- Please repeat it again.(もう一度お願いします。)
- Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)
- I couldn’t understand what you said in English.(英語で何といったのか分かりませんでした。)
文字にして書いてもらうと分かるかもしれません。
- Could you write it down?(文字にして書いてもらえますか?)
- I got it now.(今、分かりました。)
- Sorry, I don’t get it.(すみません、言っていることが分かりません。)
意味は分かるが、英語で何ていうのか分からない
訊かれた質問に答えることは出来るが、英語で何と答えればよいのか分からないという状況もよくあります。
そのようなときは次のようにいえば、先生もあなたのニーズを理解してくれるでしょう。
- I don’t know what to say in English.(英語で何ていえばいいのか分かりません。)
- I don’t know how to say it in English.(英語ではどういえばよいのか分かりません。)
- I don’t know how to explain in English.(英語でどう説明したらいいのか分かりません。)
- What can I say in English?(英語では何ていったらよいだろう?)
意味は分かるが、意図が分からない
いっていることの意味は分かりましたが、それは何のためですか?どういう意味(意図)ですか?と訊きたいときのフレーズはこちらです。
- I don’t understand what you mean.(あなたの言う意味/意図が分かりません。)
- I don’t understand why.(なぜそうなのか理解できません。)
- I don’t get the point.(意図(ポイント、要旨)が分かりません。)
- What is that for?(それは何のためですか?)
- What do you mean by that?(それはどういう意味/意図ですか?)
答えそのものが浮かばないとき
訊かれている意味は分かるが、そもそも答えが浮かばないというときは次のフレーズです。
- I have no idea.(思い浮かぶものは何もありません。)
文字通り「何もアイディアがない」という意味です。
少し考えてみたいというときは、「Let me think(考えさせてください)」です。
「for a while(しばらく)」「for a moment(少しの間)」「just for a moment(ちょっとだけ)」などと付け加えると、待つ方も対応しやすくなります。
知りません
考えが思い付かないときは少し考えてみれば何か浮かぶかも知れませんが、そもそも「知らない」というケースなら、考えるまでもありません。
「知りません」というときは次のようにいいます。
- I don’t know.(知りません)
「I don’t know」のひと言だけの返答では、少しぶっきらぼうに聞えてしまうかもしれません。
頭にSorryを付け加えて「Sorry, I don’t know」とするとニュアンスが和らぎます。
「すみませんが/あいにく分かりません」という具合になります。
他にも少し単語を付けるだけで、ニュアンスを変えることが出来ます。
- I don’t know (very) well.((あまり)よく分かりません。)
- I don’t know exactly.(正確には知りません/分かりません。)
- I’m not sure.(よくは知りません。)
sureとは「確実な、確信・確証がある」という意味です。
I’m not sureは、確信・確証が持てませんという意味であることから、「あまりよく知りません/分かりません」のようなニュアンスになります。
「特に質問はありません」
英会話教室では、「何か質問はありますか?(Is there any questions? / Do you have any questions?)」と訊かれることも多いでしょう。
質問があれば訊くだけですが、なければ「ない(No)」と答えます。
けれど、いつも同じ「No」ばかりではあまりに素っ気無くて先生も張り合いがありません。
「質問はありません」と返答するときのバリエーションをご紹介しましょう。
- No questions for now.(今のところ質問はありません。)
- Not for now.(今のところありません。)
- Nothing special.(特にありません。)
- I’m ok so far.(今のところ大丈夫です。)
質問していいですか?
質問は、すればするほど学びに繋がります。
授業時間に出来るだけいろいろなことを身に付けたいと思ったら、気になったことは質問してみましょう。
後で訊くよりもその場で訊いてしまう方が説明も簡単で済みます。
質問するときは次のように言いましょう。
- Can / May I ask you a question?(質問していいですか?)
- I have a question.(一つ質問があります。)
質問が複数あるなら、「I have ○questions」といえば「質問が○個あります」となります。
- I have another questions.(他にも質問があります。)
- I have more questions.(もっと質問があります。)
英語では何といいますか?
身の回りのことや思い付いたことなど、「英語では何ていうのだろう?」という好奇心が英語を身に付ける原動力になります。
「おや?」と思ったことがあったら英語では何というのか質問してみましょう。
- How do you call / say ○○ in English?(英語で○○は何ていうのですか?)
- What should I say it in English?(英語でそれは何といったらよいでしょうか?)
- What can I say in English?(英語で何ていったらよいでしょうか?)
- What can I say in English when ~?(~のときは英語で何ていったらよいでしょうか?)
- What can I say in English if ~?(~したら、英語で何ていったらよいでしょうか?)
○○はどういう意味ですか?
分からない単語やフレーズにぶつかったときは次のように意味を訊ねます。
- What does ○○mean?(○○はどういう意味ですか?)
- What does ○○mean in English?(○○は、英語ではどういう意味ですか?)
その単語自体は知ってはいるけど、この状況ではどういう意味なのだろう?というときもあります。
- What does that word mean here / in this case?(その言葉は、ここではどういう意味になりますか?)
- I know the word, but I don’t know the meaning well.(単語は知っていますが、意味はよく分かりません。)
もう少し説明してもらえますか?
「分かったような、分からないような」という状況もよくあることです。
もう少し説明を加えてもらいたい場合は以下のように言いましょう。
- Could you explain more?(もう少し説明してもらえますか?)
- Could you explain more details?(もう少し詳細を説明してもらえますか?)
- Could you explain again?(もう一度説明してもらえますか?)
言い換えしてもらう方が簡単なケースがあるかもしれません。
言葉を変えて説明してもらうのもよいでしょう。
- Could you explain in another words?(別の言葉で説明してもらえますか?)
- Thank you, I understand.(ありがとうございます。分かりました。)
- I understand completely.(完全に分かりました。)
- I almost understand.(ほぼ、分かりました。)
- I can’t really understand yet.(まだ、あまりよく分かりません。)
いくつか例を挙げてもらえますか?
例を複数挙げてもらうことで言葉がより深く分かるようになります。
もう少し意味をしっかり把握したいと思ったら、例を挙げてもらいましょう。
- Please give me some more examples.(もう少し他にも例を挙げてください。)
- Could you give me more examples?(もう少し例を挙げてもらえますか?)
違いは何ですか?
知識が増えてくると、AとBはどう違うのだろうという疑問も増えてきます。
二つの違いを質問するときは次のようにいいます。
- What is the difference between ○ and △?(○と△の違いは何ですか?)
- Could you tell me the difference between ○ and △?(○と△の違いを教えてもらえますか?)
- I don’t know / understand the difference between ○ and △.(○と△の違いが分かりません。)
まとめ
以上が、英会話教室でネイティブの先生に英語で質問するときに使える英語フレーズです。
何かを学ぶときはコツというものがあります。
英会話にしても、通いさえすれば誰でも自然に学べるわけではありません。
効率よく身に付けるには、やはり「コツ」があります。
せっかく、訊けば答えてくれる先生がいるのですからどんどん質問してみましょう。
英語に触れる時間が長いほど、そして使った英語の数が多いほど身に付くのです!
投稿者プロフィール

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2012年より東アフリカの英語圏の国・タンザニア在住。英語は貿易業務、国際機関勤務などにおいて、実務で身に付けた叩き上げ。
現在はフリーライターとして、日本語および英語による記事を執筆している。
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