英語学習を続けてきたが、一人では読み聞きの練習しかできない。

読み聞きは少しできるようになったが、会話となると全く英語が出てこない。

かといって英会話スクールは高いし、仕事が忙しくて時間が合わないという方多いのではないでしょうか。

 

そんなあなたにぜひ選択肢に加えて欲しいのが、「オンライン英会話」

スカイプなどの音声通話を通じて、フィリピンを始めとする外国人講師から英語を学べる、今人気のサービスです。

英会話スクールに通うのと比べ、人件費の安い海外の講師のためレッスンが安いです。

また直前15分などでもレッスンの予約を柔軟に行うことが可能であるため、残業が多いなど忙しい方にもオススメです。

さらに毎日レッスンを受けることが可能なので、話す量も十分に確保することが可能。

 

しかし、オンライン英会話市場はまさに戦国時代。

たくさんの会社がしのぎを削っているため、どれがあなたに合っているのか迷ってしまうことでしょう。

そこで今回は、これらオンライン英会話サービスを７つ取り上げて徹底比較します。

そして、あなたにぴったりのオンライン英会話サービスを選ぶ手助けをします。

ぜひ、あなたに合ったオンライン英会話サービスを選んで、効果的に英語を上達させて、ペラペラバイリンガルになりましょう。

オンライン英会話に向いている人は？

さて、本題のオンライン英会話サービスの比較に入る前に、オンライン英会話はどんな方に向いているのでしょうか。

 

まず、忙しくて英会話スクールや留学などの時間が取れない方です。

英語を習得する最も手っ取り早い手段は留学してしまうことでしょうが、多くの人にとってこれは難しいことでしょう。

オンライン英会話では、自分の好きな時間にレッスンを受けることができるので、時間がとれない方にも継続できます。

 

また、続ける根気さが必要です。

英会話スクールは高額でかつレッスンが組み込まれるため、半ば強制的に通うことも可能ですが、オンライン英会話サービスはもっとゆるやか。

自分でレッスンに取り組もうとする意思、英語を話せるようになりたいという意思を強くさせなければ継続することは難しいです。

英語をなぜ身につけたいのか明確にして、根気よく続けましょう。

 

そして、様々な人種、なまりの英語を聞き取れるようになりたい、文化について学びたいという方にもおすすめです。

講師を毎回選ぶことが可能なので、今日はフィリピン人と、明日はクロアチア人と、といった度合いで先生を変えることが可能です。

また各々の先生のバックグラウンドによりなまりが存在し、こうしたなまりに慣れることで、より実践的な英語力を身につけることが可能です。

それでは、各サービスを比較していきましょう。

それぞれの特徴、値段、開講時間、予約のしやすさ、カリキュラム、接続状況、講師の質、サポート体制や受講者の声などについてまとめています。

DMM英会話

 

DMM英会話の最大の特徴は60か国以上の講師からレッスンを受けられることです。

多くのオンライン英会話会社がフィリピンを中心とするのに対し、DMM英会話で東欧やアメリカを加えて世界中の人々の英語に慣れることができます。

各地域によって、英語の発音も様々で、それらを全て練習ができることはメリットですね。

 

料金体系などの主な特徴は以下のようになります。

  • 月5500円〜
  • 24時間対応
  • MMD研究所で予約のしやすさ1位

オリジナルの教材のバリエーションが豊富なだけでなく、旺文社の英検教材や英語の教科書などタイアップの教材が存在します。

すなわち、ベストセラーの市販教材を用いてレッスンを受けることで、学習が捗ります。

 

ネイティブ講師を優先的に予約できるプランも存在します。

ただし月額15800円〜です。

レッスンの進め方がわからないときに日本語で対応してくれるコンシェルジュもいるので、まずは気軽に色々な国の先生と話してみたいという方におすすめです。

以下にあるのは受講者のレビューです。

是非参考にしてみてください。

いろんな先生がいるので楽しいです。
ただ人気講師はレッスンがとりにくいし、英語圏出身ではない先生も多いので、好き嫌いがあると思います。
私は楽しければいいので、じゅうぶんです。
価格.comより

幅広いバックグラウンドの講師が存在することが魅力のようです。

乗り換え前のサービスは講師が全てフィリピンの方だったことから、ここまではヨーロッパのノン・ネイティヴ講師を中心に受講していますがどの講師にも概ね非常に満足しています。
価格.comより

レアジョブ

レアジョブの特徴としては、まず教育系IT企業として唯一の上場企業という安心感があります。

戦国時代のオンライン英会話業界において唯一上場しているという実績の強みは他との大きさでしょう。

また、ISMSという、個人情報についての規格も取得しており、近年問題になる個人情報の管理についても安心して提供することができます。

また、オプションで追加可能なカウンセリング機能が充実しています。

カウンセリングでは、ゴール設定の仕方や教材の選び方だけでなく、一般的な学習法まで、英語学習のプロフェッショナルから

何でも相談を受けることができます。

例えば以下のような経歴をもつカウンセラーがいます。

外資系保険会社 出身　30代／男性
幼少期をアメリカで過ごす。
上智大国際教養学部卒業後、約6年間の社会人経験ののち、これまでの英語学習の知見を活かしたいと思い、カウンセラーとなる。
TOEIC990点保有、GMAT、TOEFL対策、海外留学やビジネス英語に関するアドバイスが得意。

こうした実力派のカウンセラーのアドバイスを受けながら、英語学習が苦手だった人も無理なく続けられるようになっています。

スカイプによるカウンセリングだけでなく、チャットによるカウンセリングも可能になりました。

これにより、困ったときに以前よりもさらに気軽に英語学習に関する疑問をプロに投げることができます。

こちらからだけでなく、カウンセラーからも定期的に声をくださるので、モチベーションの維持にもなります。

 

料金は毎日25分コースが月6780円〜とお安めです。

6時〜25時と24時間空いてないことが残念ですが、概ね利用したい時間を満たすのではないでしょうか。

業界では老舗ということもあり、4000名の講師陣がいるため予約しやすいです。

 

教材についてはレベル別の教材に加え、オリジナルのニュース教材、旅行用などのシチュエーション別の教材などもあります。

 

通信状況につしては講師のほとんどは在宅のため、通信状況が悪いこともあるのが難点。

 

老舗で多くの良質な講師を早くから集めたこともあり、講師は指導が上手な人が多いです。

サポート体制としては、先ほども述べたように、カウンセリングが充実しています。

以下は受講者のレビューなので参考にしてみてください。

「元々は、学生時代までは英語嫌いだし、最初のレッスンで行うレベルチェックではぼろぼろでした。
でも今では徐々にコツが分かるようになってきて、自分なりの学習法が分かってきた。
将来は留学として海外に住むのではなく、仕事の拠点としたいと思っています。」
レアジョブHPより

ベストティーチャー

ベストティーチャーは話すだけでなく、読む、聞く、書くを加えた4技能対応が充実しています。

特に、英作文を添削するサービスはベストティーチャーだけ。

英検やTOEFL、IELTSなど留学に必要な各種試験対策にも重宝します。

他のオンライン英会話がとにかく話すサービスを提供していますが、ベストティーチャーではまず日本語を英訳するステップから始まります。

まず英作文してみて、それを添削して間違いを正した上で、話すので、正確な英語が早く身につきます。

また、英会話レッスンをするだけでは身につかなかった高度で正確な表現が習得可能です。

「演劇に例えると分かりやすいかもしれません。役者はまずは台本を読んでセリフを覚えてから、舞台にあがります。セリフが入ってないのに、役を演じることはできませんよね。それと英会話も同じです。自分が話したいセリフを作ってから、それを覚えてSkypeで実際に話してみる。驚く程、自分が英語が話せることが実感できるはずです。」
ベストティーチャーHPより

料金は毎月9800円〜と少しお高め。

ただ、ライティングサービスが充実しているのを考えると安いととらえることができます。

 

開講時間は24時間、好きな時にレッスンを受けることが可能です。

生活が不規則な大学生や社会人にも向いているかもしれませんね。

 

コースは日常会話やビジネス英会話など実践を意識したものからTOEFLやIELTS、英検に完全対応しているものなど、きっちり学びたい人には充実したカリキュラム。

あらゆる資格試験に対応しており、英語を通じて新しいチャンスを掴みたい方にぴったりです。

 

接続状況に関しては、全て在宅のため、接続が悪いこともあるでしょうが、特に問題ないでしょう。

他の人が作った英語は頭に入らないが、自分が作った英語は使えるし頭に残る。
ベストティーチャーHPより

というのは真理だと思います。

英作文もやらないとなると、一見ハードルが上がりますが、本気で英語を身につけたい方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ネイティブキャンプ

ネイティブキャンプの良さはなんといっても毎月4950円レッスン無制限という攻めの価格。

安くレッスンをたくさん受けたい方にうってつけです。

 

開講時間は24時間といつでも受けられます。

無制限で24時間ですが、実際は講師がいないのでは、と思うかもしれませんが、そんなこともありません。

ただし人気講師についてはレッスン予約が必要で、そのためのコインを購入する必要があります。

いずれにせよ、レッスンを無制限に受けることは可能なので、とにかく場数を踏みたい方は、積極的に活用していきたいですね。

 

講師については、オフィス勤務のフィリピン人講師がしっかりサポートします。

レッスンのメソッドも独自のもの。

イギリスで誕生し世界中で支持されている、通常の4倍の速度で英会話が習得できるという英語教授法です。
レッスンは非常にスピーディーかつ厳格に行われ、日本語は介さず、英語による質疑応答の徹底した反復で構成されます。
会員様がレッスン中に無駄な時間を過ごすことは一切なく、英語の反射神経を鍛えるために非常に効果的です。
ネイティブキャンプHPより

 

接続状況についても講師がオフィス勤務ということで安定しています。

講師は、オフィス勤務でしっかり管理が行き届いており、カランメソッド（絵などを使ってそれを瞬時に英語で答えさせる教育法）を用いてきちんとしたレッスンを受けることが可能です。

また日本人カウンセラーが配置されており、教材を選定したり、レッスンについて相談したりすることができます。

「講師は若い女性が多く元気で積極的。数少ない男性もまじめ、かつ能力が高く熱心にレッスンに取り組んでくれました。」
価格.comより

QQイングリッシュ

同じくカランメソッド（絵などを使ってそれを瞬時に英語で答えさせる教育法）を採用しているのがQQイングリッシュ。

元々フィリピンでの英会話学校を運営しており、
「ロンドンで誕生以来、50年以上にわたり、世界中で支持されてきた英会話の訓練法」（QQイングリッシュHPより）を採用することにより、効率的に英語を習得することが可能です。

また初心者には「マンツーマン英会話の指導の中で、4技能を学ぶために生み出したQQE Basics」が存在します。これは、聞く、読む、話す、書くの4技能について着実に学ぶことを可能にするカリキュラムです。

明治大学など各種大学でも採用されており、その品質が証明されています。

 

月4-8回コースはなんと月額3980円からというコストパフォーマンス。

ただし、毎日1レッスン受講なプランだと、6,242円と他社とあまり変わりません。

開講時間は24時間と、忙しい方にも便利。

 

講師も800人近く在籍しており、予約もとりやすくなっています。

講師もオフィス勤務で接続状況も安定しています。

カリキュラムは、基本英語から英検対策、ビジネス英語など多様なコースが用意されています。

ただ、一部教材はポイントが必要な有料のものであるため、注意が必要です。

 

明治大学の学生を対象とした実験では、80時間のレッスン（2週間の留学に相当）を受講することで、TOEICのスコアが平均で110点、最大で250点あがったそうで、その効果は確かです。
（QQイングリッシュHPより）

ECCオンライン英会話

英会話スクールでもおなじみのECCが提供するECCオンライン英会話。

その特徴として、第一に、業界初の二段階定額プランがあります。

二段階定額プランでは、利用が少ない月は月2回まで定額の900円で、それ以上のレッスンは1回受講につき500円、最大でも月15回以上で7400円となっています。

忙しい月、忙しくない月が分かれる人には特に継続しやすい値段設定になっていると思います。

第二に、英会話スクールECCのノウハウがあります。

50年以上日本人への英語教育サービスを提供してきた、ECCには確かなカリキュラムとメソッドがあり、これをオンライン英会話の価格と融通性とも両立する形で利用できるのが最大の強みでしょう。

利用価格については月900〜7400円の二段階定額プランに加え、6900円の毎日1回プラン、10912円の毎日2回プランなど、忙しさやニーズに合わせた柔軟な料金体系になっています。

講師数は70名程度と他社に比べると人数が少ないということもあり、予約がとりにくいことがあるかもしれません。
カリキュラムはECCのノウハウが蓄積した6段階のコースが用意されています。

「レベルが上がるごとに、自分で考えて話すウエイトを上げるように設問を設計」（ECCオンライン英会話HP
より）

など、独自のノウハウが蓄積された良教材となっています。

講師はオフィス勤務のため、自宅勤務の講師が多い他社に比べ、インターネットの接続状況は安定しています。

講師は、ECCの厳選された講師陣のため、安心なのです。

Bizmates

Bizmatesはビジネスパーソンのためのオンライン英会話サービスで、

単にビジネス英会話を学ぶのではなく、グローバルな環境において日本人がビジネスで成果をあげるために最も不足、かつ必要不可欠なスキルであるビジネスパートナーとして信頼関係を築くために必要なコミュニケーションスキルを学べる日本人のためのプログラムをご提供します。（Bizmates HPより）

価格は、毎日1レッスンのコースが12000円と少しお値段が張りますが、それに十分足るクオリティを提供できているのが、Bizmatesです。

 

開講時間は、平日は5〜14時と18〜25時、土日祝日は5〜25時となっており、やや変則的ですが、ビジネスパーソンが出社前、出社後やお休みの日に利用するには適した時間帯になっています。

 

カリキュラムはオンラインレッスンと自己学習の組み合わせです。

体系的なカリキュラムである「Bizmates Program」に加えてスキル別のプログラム、Eメール添削などの課題解決型のプログラムがあります。

また自己学習では動画チャンネルでの学習に加え、講師からのフィードバックを元に学習を進めることが可能です。

講師はフィリピン人講師であり、その質は高いと言われています。

「ただ講師の方とフリートークを行うだけではなく、しっかりと教材に沿ってレッスンを提供してくれるので、Bizmates（ビズメイツ）は高く評価できます。
他のオンライン英会話と同じようにマンツーマンでレッスンが行われるので、気になる点は気兼ねなく質問できるのです。」
（オンライン英会話比較.NETより）

まとめ

以上では、レアジョブ、DMM英会話、ECC英会話、QQイングリッシュ、Bizmates、ベストティーチャー、ネイティブキャンプについての７つのオンライン英会話スクールに関してご紹介しました。

どれも戦国時代のオンライン英会話業界を勝ち残って来たすぐれものばかりです。

無料体験レッスンが受講可能なものがほとんで、実際のイメージを確かめることができるので、ぜひトライしてみて、自分にあった英会話サービスを見つけてみてください。

そして、オンライン英会話という「模擬留学」を通じて、「英会話の実践力」を磨き、バイリンガルを目指しましょう。